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- 諸行無常 -

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2003年07月19日(土) 根性の話

おれは高校生の時3年間決してまともとは言えないが

剣道をしていた。

そのおかげで当時身長も伸び悩んでいたが有る程度伸び、腕の力も付き、リストの力が強くなった。

1年生で入学してまもなく部活に没頭し始めた頃、当時2年の木村先輩が次代の

部長となり、夏の合宿を行った。

水は1滴も飲んでは駄目。

牛乳をコップ一杯のみ。

そして毎日暑く大変な練習が続いた。

その中で壁に膝を直角に当てその姿勢を崩さずに脚の筋肉を鍛える

『90度』という鍛錬が有った。

(場所によっては空気椅子とも呼ぶらしい)

そしてその90度を3分以上ずっと続け何セットも行うのだが

有る時木村先輩が90度を最後まで残った奴には

次の練習をパスしていい というお題目が出た。

おれは最初練習が嫌な事で 頑張ろうと思っていたが

結局自分の根性が他人に負ける事を許さなかった。

十数人中、残ったのは結局俺ともう一人(やがて同世代の部長になる奴)だけだった。

15分くらい粘っただろうか。

脚はガクガクになり、相当無理したほうだった。

でも2名になってしまったので、結果、一人で残る事がなかったので

練習は全員参加という形になってしまい

ただの骨折り損になってしまった。

こんな事でおれは自分の根性を見せてしまった。

そんな事に頭が一杯になった若かりし日の遠い思い出である。


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