「お客さん、終点ですよ。」 - 2003年11月08日(土) ・・・んん? すっかり寝入ってしまっていたようだ。 車掌に起こされるなんて初めての経験だが、 仙台終着で助かった。下手したら誰もいない 秋田まで帰ってしまうところだった。 どうやら飲み過ぎたらしい。 今日は午後から赤坂で試験だった。朝の新幹線で 東京まで行き、JRを四ッ谷で降りた。上智大学の 脇をすり抜け、とあるホテルの庭園に迷い込んだ。 厳かな料亭が木々と同化していた。 気が付くと建物の中におり、そこが試験会場だった。 入館の際に書類の提示を求められると聞いていたのに 裏から入ってしまったものだから少しきまりが悪くて、 何事もなかったかのように一度退館して再び入った。 控え室では張り詰めた空気が立ちこめていたが、 隣の男性は気さくな人で快く会話に応じてくれた。 早稲田で政治学を専攻していると言う。どうやら 学部生が多かったようだ。朝の新幹線で仙台から 来たと言ったらたいそう驚いた様子だった。 結果から言うと面接には敗れた。面接官から提示された ケースに対して十分な解答を示せなかったのが敗因だ。 『確固たる裏付けがないと発言を控える傾向がある。』 小学校6年のときの成績表に担任から書かれたことを 今でも覚えている。12年も経った今日に響いている。 夏の榊さんの集中講義でも露呈した自分の弱さだ。 それ以外にも最初だからこそ学ぶことも多かった。 今日の分は次に生かそう。ここはまだ通過点。
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