ボナリガトウ。 - 2003年11月09日(日) ほどなく上野に移動した。 秋田県の宿泊施設があるので幼い頃幾度となく訪れたが、 こうして一人で歩いてみると多少趣が違って見える。 それでもスクランブルだけは相変わらず雑多で忙しない。 一蘭でラーメンを食べた。薄かった。硬麺にすれば良かった。 とりあえずアビにメールしてみる。「ふっ」じゃねぇよ。オイ。 都美術館の『大英博物館の至宝展』を見に行った。 「東京モーターショー」と「ガウディ展」と「大英博物館展」、 このいずれかを見に行こうと思ったのが2週間前の筆記試験で 訪れた際だったが、残念なことに幕張での未来の車の祭典は 僕の上京を待たずしてあっさり閉幕してしまったのだ。 美術館は40分待ちの列を作っていた。昔、仙台でルノワールを 見たとき以上(当然ながら)の混雑模様である。閉口した。 『イギリス行った方が早そうね』 ごもっとも。^^ 館内は至宝展というだけあって世界の各大陸の歴史的文化財が ちりばめられていた。いつもなら足を止めて一点一点じっくりと 見入るものだが、圧してくる人混みがそれを許さなかった。 文化財で一般にとっつきやすいと言うか、感銘を受けやすいのは エジプトのようである。やはりピラミッドの存在は偉大なのだろうか。 昨年の仙台でのエジプト展に続いてここでもミイラや棺に圧倒された。 こんなとき、高校で世界史を履修しなかったことを後悔する。 もう少し史実に通じていればより深みを慮ることもできたはずだ。 それでも彼らが止まっていてくれるのだから僕は進むことができる。 後ほどイギリスにてゆっくり鑑賞することを約束して足早に立ち去った。 6時。ぼんと居酒屋に行った。久々の酒。旅先。面接。スーツ。邂逅。 ここ数日のいろんな要因があいまってあっさり酔っぱらってしまった。 オーラムのみんなに電話したり隣の合コンをチェックしたりと楽しかった。 ぼんありがとう。今間違ってボナリガトウって打つとこだったよ。 帰り着いた仙台は雨の冷たさが肌を刺すようだった。 アパートには一通のDMと月曜のバイトの連絡。 次へ向けて蓄えるべきものは多い。
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