『スウィート・バイエル』
モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
| 2006年04月20日(木) |
鞭 -12- 赦し(ゆるし) |
ご主人様にアイマスクを外されました。 涙でぐちゃぐちゃになってる私の顔を見て、ご主人様がふっと笑ってる。 手足を拘束していた縄が外されました。 いや、もしかしたら、抱きしめられた後に外されたのかもしれないけれど。 指先で拭いたのか、 いつものようにキスで拭ったのか忘れてしまったけれど 軽く私の涙を拭くと、 ご主人様は私の頭の下に「よいしょ」という感じで腕を入れ、 仰臥する私の上に軽く重なるようにして、そのまま私を抱きしめました。 私が落ち着くと、ご主人様はそっと顔を上げ、 ティッシュで私の涙をぬぐいながら、ご自分の頬もティッシュで拭きました。 いつものように、キスや手だけじゃ拭いきれないぐらい、私は涙を流していて、 それがご主人様の頬もびっしょり濡らしていた訳だったんですね。 なんかちょっとおかしくて、そこで思わず笑っちゃったけど。 そのまま、少しお話をしたような気もします。 私が落ち着いた頃、ご主人様に促され、軽くフェラもしたと思います。 ご主人様は私の上に覆い被さり、静かに静かに入ってきました。 確かこの時、「これが私だ、覚えておけ」ということを言われたような記憶があるけれど、 静かな挿入にうっとりしてしまい、うろ覚え。 「麻瑚、どこまで入ってる?」 「奥までです」 「奥って、どれくらいだ?」 「えっと……子宮(子宮口)の手前ぐらい……まで?(笑)」 軽く笑いながら、ゆっくりとするsex。 私がとろとろとした気持ちのままで 「ご主人様、ごめんなさい」と言うと、 「麻瑚は私のものだ。それが分かっていればいい」と。 分かってる、分かってる。 もの凄く、痛いほど分かってる。 分かっているから、辛かったんだもの。 全部今ここでぶちまけて懺悔してしまいたいけれど、でも。 私はそれですっきりしても、言われてしまったご主人様は? 嫌な思いをするだけ。ご主人様は独占欲が強いということも分かっている。 逢瀬の度、必ず一回以上は言われる言葉。 「麻瑚は誰のものだ?」「麻瑚は私のものだ」 その言葉は私の中に刻まれてるのだからして。 ほどなくして、ご主人様が「今度は麻瑚が上になれ」と。 え? この状況で……上? ちょっと無理。できない。 「イヤです」 「どうして?」 「恥ずかしいし……」 ご主人様、ちょっと考える素振り。そして軽く笑いながら。 「じゃあ、尚更やってもらわないとな」 「……えっ……ええ〜! うそぉ……」 仕方なく、身体を離して位置を交替。 ご主人様の上に、私が乗る。そして挿入。 「あ……」 「麻瑚、今度はどこまで入ってる?」 「あ……一番奥まで。子宮が突き上げられてるの……」 静かに静かに少し動き、私は降参。 そのままご主人様の上に身体を倒し、挿入したまま会話。 会話途中で身体に結ばれた縄も解かれ、私は完全に全裸。 ご主人様と繋がりながらした会話は、 くだらなく、なおかつ、私の羞恥心を煽るようなエロ内容がほとんど。 「麻瑚は私の精液が大好きだろ」 「……いや、大好きとは……嫌いではないですけれど……」 「『ご主人様のが飲めないときは、私は思わずオナニーしてしまうんです。そして……』」 「ご主人様っ、飲精とオナニーは別のものだと思います。結びつかないですよ、このふたつは」 とか。そんな内容の話を、ずーっとまったりと。 ご主人様、気を遣ってくれているんだなぁ…… 私が「何言ってるんですか!」って笑って、気持ちがゆるゆるになるように。 ゆるゆると言えば。 全然動かぬまったりした時間のなかで、ご主人様のもかなり小さくなっている。 「……抜けちゃったな」 「ん?」 私は身体を少し起こし、中の感覚を確認。 「……いいえ、まだ入ってますよ」 「そうか。 『私は、小さくなってゆくご主人様のものを追い求めるようにあそこを締め、 そして名残惜しむようにコンドームを……』」 そんな内容の「想像麻瑚日記」を、またつらつらと語るご主人様。 ああ、一語一句きちんと覚えてないのが、ここに全部書けないのが、とっても残念(笑) そんなとろ〜んとした時間をしばらく過ごしたのち、 ご主人様から再び「舐めな」と命令が下りました。 フェラの時間はさして長くなかったと思います。 なんというのでしょう、ご主人様は私の奉仕を楽しむというより、 次に繋ぐ為に私にさせた、という感じ。 「もういいよ。麻瑚、四つんばいになれ」 言われるがまま、私はベッドの上で四つんばいに。 ご主人様は後ろから私の腰を押さえ、再び挿入。 今度は、痛みではなく快楽のお仕置きに発展していくとは、 この時点で全く想像していなかった訳で……。
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