『スウィート・バイエル』 モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
(画像)ウクレレ 思えば、男友達と最初に逢ったのは、 私が「ウクレレを買いたいと思っています」と言ったことがきっかけ。 「楽器屋さんに行くのは好きです。一緒に買いに行きませんか?」という お誘いが最初だった。 その時買ったのが、この(木の)ウクレレ。 メールをやりとりするようになってから既に半年経過していた初デート、もちろんHなしよ(笑) バスルームから出ると、お部屋の温度はまだ低いままだった。 私は「寒い〜」といって、バスタオルを巻いたまま、ベッドに潜り込む。 後からベッドに入ってきた男友達が、掛け布団を少し持ち上げて、私のバスタオルを外す。 そのまま胸へ。乳首を唇に含み、舌先で転がす。 同時に手は私のクリトリスへ。 ある程度愛撫し、濡れを確認したところで、中指が挿入された。 「エッチは、してた?」 ……男友達の質問が、またはじまってしまった。 「さあ、どうでしょう?」とまた適当にはぐらかしておく。 そこで、中に入れられた指が、私の上側に曲げられる。我慢していた声が唇から漏れる。 「あ……」 「相変わらず麻瑚はいやらしいよなぁ。sex大好きだろ?」 男友達が、声と指で責める。 「ううん……」 「嘘つき」 男友達が笑いながら、私の中を指で責める。 「ううん、違うもん」 「嘘だね」 ……嘘なんかじゃない。私はsex自体が大好きなんじゃなくて、 私を気に入って抱いてくれる人とのsexが好きなのだ。 気持ちが入らなきゃ、身体も心も反応しないもん。 だから……私が言われたかったのは「sex大好きだろ?」ではなく「オレとのsexが大好きだろ?」なのだ。 と、男友達の指が快感のスポットからはずれた。 ああ〜、身体が反応して子宮がせり上がり、奥が広がってGスポットの位置がずれてしまったんだなぁ……と感じつつ、だんだん「もういいや」という気分になってきた(苦笑) 「じゃあ、オナニーはしてたの? ん?」 ここまで執拗に私に質問を続けると言うことは、男友達は何か勘づいているのだろう。 だって今までは、こういう質問をはぐらかしても、気にも留めなかったもん。 思えばもう6年近いずるずるとしたつきあいなのだ。 鈍くても、相手の変化を何かしら感じるかも知れない。 私は腹を括り、諦めた口調・ハッキリとした声で言った。 「私の何を……どこまで知りたいの?」 「全部」 ……ためいき、ひとつ。ここまで来たら、互いに後には引けないし。 「ホントに?」 「うん」 指の位置を合わせて欲しくて、身体を少し動かす。 男友達が中で少しずつ指を移動させ、私の反応を見て、位置を固定した。 「あ……、今、『ご主人様』がいるの。年下の」 「ご主人様?」 「うん……私、今、M女だから……」 「年下とやりまくってるのか」 「ううん」 いや、そりゃ、男友達の時以上には逢って頂いてるけど……そこまでは。 「週5回ぐらい、やりまくってるのか?」 「ううん、そんなに逢えないもん」 そこで。 男友達が私の事を覚えているならば、 私の反応が以前より良いことぐらい気付いているだろうと思ったのと、 もしかしたら男友達はこういう事に興奮するのかもしれないと思って、 新たな展開を図り、私から発言してみた。 「でも……開発されてる」 「どこを?」 「ナカとか……」 「じゃあ、ここもされてるだろ?」 男友達が、会陰あたりをつつく。 「どこ……のこと?」 「アナル」 「あ……ん……されてるけど」 「どうやって? ゼリーとか使ってるのか?」 「あ……ローション。ローション使って、ゆっくり拡張されるの」 「気持ちいいのか?」 「ん……ちゃんと拡張されると……」 「じゃあ、ここにチンチンも入れてるだろ?」 少し興奮気味な男友達が、アナルに触れてきた。 「あ……だめ。そこは、だめ」 「なんで?」 「そこは、ご主人様に忠誠誓ってるの。他の誰にもさせないって」 「じゃあ、オマンコはいいんだな?」 無言の私。男友達の指責めが更に強くなる。 「え? オマンコはいいのか? いいんだな?」 いや、よくないですよ。よくないけど〜。とりあえず喘ぎ声で、回答逃げる(苦笑) 私から指を抜くと、男友達は満足げに言う。 「すごいよ、こんなになって」 はい、あの〜、知ってます。最近Gスポットを突かれると、恐ろしいぐらいに濡れること。 「でもずるい〜。だって前は、そこ責めてくれなかったもん」 そうなのだ。以前はGスポット責めなんて全然しなかったのに、今日は何でそんなに熱心に? それに……面倒なのはもう嫌じゃなかった? ……まあ、思い起こせば、Gスポット責め以外、特に今日は何もしてくれていないが(苦笑) ここで交替。 男友達が仰向けに寝ると、私は脚の間へと入る。 屹立したおチンチンを下から舐め上げ、先端を舌先で刺激する。 男友達は先走りがすくないから、私は時折口を外し、 口の中に唾液をなるべくためてから、再度くわえなおす。 左手で幹の根元を支え、右手でそっと二つのボールを転がす。 男友達が好きだったフェラをゆっくり思い出しながら、おチンチンを辿る。 でも……おチンチンを責めるのも楽しいけれど、今日は私は「S」なのだ。 ご主人様に奉仕する私とは違う、Sの私。今日は別の私。 だったら「S気分」を楽しまなきゃ。 顔を一段下げて、タマタマを口に含んだ。 口の中であまり圧迫しないようにしながら、下でコロコロと転がす。 あー、そうそう、この感触。うーん、タマタマ食べるの久しぶり♪ 「あ……」 男友達が気持ちよさそうに声を上げる。 あん、男の人の気持ちがわかるわぁ。反応が良いと、どんどん責めたくなってしまう。 太ももに手を掛け、腰を少し上げるように促すと、会陰を舌先でたどった。 「あっ!」 せっぱ詰まった声が聞こえる。 現時点でかなり気持ちよい事も確かだけど、きっと男友達は次の展開を期待しているはず。 私は顔と身体を離し、その場に正座して男友達を見下げると、意地悪く尋ねた。 「どこを責めて欲しいの?」 「知ってるくせに……」 ちょっと考えるフリをした。どうせだから、男友達がますます欲情するよう、いじめたい。 「ん〜、でもこの恰好じゃ、してあげられないなぁ。 ちゃんと四つんばいにならなきゃ」 ちなみに私は男友達より少し年下である。 なのにあえて、お姉様口調で高飛車に言う私(笑) 「ええ〜」 とまどいなかに、喜びを隠しきれない声。 男友達は私の言葉に従順に従い、身体を軽く起こすと、さっさと四つんばいの体勢をとった。 自分の言いなりに動く彼を前に……私の精神は、完全にS側にシフトした。 (続く) 《 2004.01.27 16:28 記》 --***--
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