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2002年03月12日(火) |
++大阪旅行 その3 USJ |
電車を降りて、
ライトアップされた観覧車を眺めながら
ホテルまで歩いていく。
とにかく、やすくんの声が聞きたくて
歩きながら電話をかける。
「…もしもし」
電話に出たやすくんの声を聞いて、
最初に出てきた自分の声が
ものすごく暗くて、悲しげなのに驚いた。
「…どうした?なにかあった?」
やすくんの声はいつもとかわらない。
…電話するんじゃなかった
Mと会うことを事前に話していたから、
自分が今こんなトーンで話したら、
きっとやすくんは心配しちゃうだろう。
「今ね、帰りなんだ。そばに観覧車があるよ」
無理に元気にしたのが、やすくんに伝わっちゃったんだろう。
「どうしたの?なんかちょっと変だよ」
「…ううん。やすくん。一緒に来たかったよ。 なんか、少し淋しくなっちゃった。」
精一杯、気を使ったつもりだったのに、
返ってやすくんを心配させるようなことを言ってた。
言葉少ななやすくんに、それは間違いなく私のせいなのだけど
すごく悲しくなって、
「なんか話してくれてもいいじゃん。だまらないでよ」
なんて、思わず言って一方的に「おやすみ」を言って切る。
バカな私。
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朝。
昨日のことを思い出して、ブルーになったけど、
朝日できらきら輝く海を見てたら
少し元気をもらえた。
USJに出発。
アトラクションはどれもとても楽しかった。
つい、関東にある超有名テーマパーク(笑)と比較してしまったけど、
東京と大阪の気質の違いが如実に現れてる気がして、
それはそれでおもしろかった。
アトラクションの待ち時間に
ふとやすくんのことを思い出して、
昨日の自分を反省した。
メールをひとつ送った。
ここは、とても楽しいところだね。 久しぶりに思いっきり叫んでる気がする。 今度は絶対一緒に来ようね。
昨日は、ごめん。
Mの昨日の一つ一つの言葉は
すごく嬉しかった。でも、
Mは友達の中では1番で、
やすくんと比べられない存在なんだって気づく。
大切な友人だから。
1月に、高校生の従姉妹とここへ来たやすくん。
お互い別々にやって来たUSJ。
何を話しながらここを歩いたんだろう。
お昼は何を食べたのかな。
そんなことを思いながら、笑いながら歩いてる。
それがすべて。
思いっきり夜まで楽しんで、
閉園時間間際にようやくおみやげを買いに歩く。
友達や会社関係のおみやげはすぐ見つかったのに、
やすくんへのおみやげが思い浮かばない。
とある店で、いいものが目に入ってきた。
映画のフィルムみたいなの形のフォトフレーム。
これにしよう。
レジに並んでたら、ふと耳に響くやすくんの声。
「ききにおみやげ買ってるんだ。
買ってきてくれるおみやげとかぶらなきゃいいけど」
旅行に出る前、やすくんにおみやげリサーチしたときの言葉。
今自分が持ってるモノが、
やすくんが説明してくれたモノにピッタリ当てはまる。
あわてて、レジの列から離れて陳列棚に戻した。
不意に笑いがこみ上げてきた。
同じモノを選んじゃったことが
嬉しくて、可笑しかった。
USJはとても楽しかった。
本当に。
大阪はステキだった。
ほんとに。
また、こんどね。
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