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2001年10月20日(土) 居場所。

弟の就職が決まったと言うことで、
今日は家族全員で食事に出かけた。
昔からよくしてもらっている日本料理の店。
料理がおいしいのと、気心が知れてるお店の人の応対が
本当に気持ちよくて、両親はよく利用しているらしい。

実はこの店、先日やすくんとやすくんの両親と会食した店。

部屋に通されから、女将さんが迎えてくれたとき、
「先日はどうもありがとうございました」
と、挨拶した。

料理は先日と違っていたけれど、
季節の食材の中には、先日と同じ物もあったりして
やっぱり話題がやすくん達の話になる。
そのなかで、女将さんは

「旦那さんは…」

って、やすくんの話をするから、
心の下側をくすぐられてるような気分になる。



お刺身が出てきた。
鯛の昆布じめと、戻りガツオとエビ。

あ、カツオだ、と思った瞬間。
父が

「この前、向こうの家からカツオが送られてきたよ」

なんて言う話をする。
先日は母から、
父がペロリと半身食べてしまったらしいこと、
あまりにもおいしいから
父の親友達の集まりに残りの半身を持っていって、
やすくんのお父さんから送ってもらったことを
自慢げに話していた事を聞いていたから、
なんだか嬉しくなった。

女将さんが戻りガツオの説明をする。
「今はおいしいですからね」
なんて、言う話に相づちを打ちながら
みんなでカツオを口にする。
一通り話をしていって女将さんが出ていくと、

「この前のカツオの方がおいしかったな」

と、父がぽつりという。

母が、いつもと違った刺身の食べ方をした。

「このまえ、彼がやっていたのがおいしそうだったから」

やすくんのことを誉められたみたいで、
すごく嬉しい。

ねえ、やすくん。
私の家族の中にも、
すこしずつ
やすくんの居場所ができてるよ。


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