++ワタシノココロ++
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2001年10月21日(日) |
バランスと タイミングのズレ。 |
先週の頭からやすくんは2週間の出張。 系列のヘルプに行ってる。 とっても忙しいらしく、 出張先で与えられた部屋に戻るのはいつも深夜1時をまわる。
私の仕事も先週の頭から忙しい。 立て続けに大きな仕事が入っている。 期限が全部この2週間に集中してるから、 毎日毎日あわただしく働いてる。
やすくんのことも仕事のことも、 どちらも同時に頑張れる器用さが どうも私には欠けてるみたい。 いつもは、やすくんがいない毎日が淋しくて仕方ないんだけど 仕事が忙しくなってくると 会えないことの寂しさの比重が、少し軽くなる。 仕事で寂しさを紛らわせているんじゃない。 その間は仕事が楽しいから。 心の中のシーソーの傾きが、 少し仕事の方に傾いてる、って言う感じ。
そのうち仕事が一段落すると、 シーソーはやすくんへ一気に傾く。 シーソーのバランスはとれることなく、 いつも揺らいでるような気がするけど、 それが私らしさなのかもしれない。
深夜、やすくんから電話がかかる。
「今の部屋落ち着かないよ。 たった1人なのに、3LDKの部屋もらっちゃったんだ。 淋しいから、リビングの隣の部屋にテレビ持って来ちゃった。 この部屋しか使わないんだ。 俺には、このくらいがちょうどいいし。」
大きな体のやすくんが 広い部屋で落ち着かなくてうろうろしてる姿や いそいそとテレビを隣の部屋に運んでる姿を想像すると、 どうしても笑いがこみ上げてくる。
「俺、今すっごく淋しい」
そんなことを不意に言う。
どうせなら毎日違う部屋に寝て旅行気分を楽しんだら?
なんて笑いながら言うと、
「1人で旅行には行かないよ。 俺、これから旅行はいつも2人で行くって決めたんだから」
って、ふくれっつらの子どもみたいな返事が返ってくる。
そっか。じゃ、隣の部屋に私があそびに来てると思っててよ。 電話だったらさ、お隣同士で話してるみたいじゃん。
「そんなことしたら、毎日隣の部屋をのぞきに行っちゃうよ。 いるのかなあってさ」
いつもは、やさしくて大きなやすくん。 私はその中に包まれて、守られて過ごしてる。 でも、今夜は私がやすくんを包んであげる。 やすくんが弱ってるときは、私がやすくんを守ってあげる。
これまでで1つわかったことがある。 2人の「会いたい」って言う気持ちが強くなるタイミングは 微妙にずれるってこと。
このタイミングのズレが、私たちを助けてくれてた。 どんなに会いたい、と願っていても 今の私達には、会える日は決まっている。 仕事やすべてを投げ出して、ということができるほど 私たちはもう子どもじゃない。 「会いたい」って言う気持ちが強くなってるときは、 だいたい心が弱っているとき。
私が弱っているときはやすくんが、 やすくんが弱っているときは私が、 お互いをなぐさめて、励ましてきたから ここまでやってこれた気がする。
大丈夫。 私のココロはいつもやすくんのそばにいるから。 安心して眠って下さい。
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