++ワタシノココロ++
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昨日の夜、なんか急に
「来年の今頃、どうしてるかねえ」
なんていう話になった。
現実的な話。 私は3月に仕事を辞めることは決まっている。 でも、 4月からどこに住んで、どういう仕事をしてるか、 具体的な話は何一つ決まっていない。 仕事の話は、今後決まっていく予定なので そんなに心配してないのだが、 生活のことは全くの白紙。 漠然とやすくんの働いている会社の側に 住むことが決定してるだけ。
福島に行くようになって覚えた、 近隣の市町村の名前を一つずつ出していって、 やすくんの会社の側から通えるか聞いてみる。
「○○までなら、十分通えるけど △△だと、ちょっと辛いなあ。 でも、△△だったら、俺の実家から通えるよ」
「やすくん、自分の実家から通ってないじゃん」
「たまに帰ってくるよ」
「だったら、自分でアパート借りても同じじゃん。 今よりはたくさん会えるから、しばらくそうしようか?」
「ダメ、だったらこっちに来る意味ない」
端から見たら他愛のない話だけど、 それがすごく幸せな一つ一つになる。
現実的な話もしなきゃってことで 結局、今やすくんの住んでる部屋の周辺で 新しい部屋を借りようってことになる。 私がやすくんのところに行く日は限られてしまうから、 やすくんが勧めてくれることになるだろう。
「あ、こっち来て仕事するとき、どうする?」
急にこんなことを聞くやすくん。 そして、明るい声で。
「俺の名字で働く?」
なっ ……… なに?
恥ずかしくて嬉しい。
そうだね。そうしようね。
それがいい。
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