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2001年08月22日(水) ウズマキ。

台風が過ぎた。
私の住んでるここは、時々強い雨が降る程度。
風向きもちょうど良く、雨が降り込まなかったから
外に洗濯物を干しておいた。
何をやってもけだるく、ついついボーっとしてしまう、
夏休み最終日。

明日からいよいよ仕事再開。

いよいよ、またあの忙しさの中に身を置くんだなあ
なんて、まるで他人事みたいに考える。

こんな私でも、以前は仕事一筋の人間だった。
夜も深夜遅くまで働くこともあったし、
休日返上して働くことを何とも思っていなかった。
職場仲間の仕事の手伝いを頼まれたら、
たとえ自分の仕事がせっぱ詰まっていても、
体調が優れなくても
夜遅くまでつきあっていた。

あの時の私は、仕事がすべてだった。
時々心がつぶされそうになるくらいの寂しさに襲われたが、
一人でじっとそんな寂しさの嵐が過ぎ去るのを待った。
「強い女」といわれたことはないが、
「弱い女」と見られたこともない。
「悩みもない怖いものなしの女」ってところだろうか。
悩みは多少あったが、確かに怖いものなしの私だった。
職場上のつきあいも、人との関わり合いも、
そして孤独にも。

やすくんと出会って、そんな自分が少しずつ変わった。
仕事は相変わらず忙しいが、
すべてをなげうってまで立ち向かうものではなくなった。
手を抜く、ということではなく、
仕事で寂しさを紛らわせてた自分に気づいたから。

やすくんに出会って、すべてがやすくんに向かって流れていく。
ウズマキの中心。
頑張ったことも、嬉しかったことも、そして辛かったことも、
すべてがウズマキの中心に向かって流れていく。

男の人に寄りかかって生きたいとは思わない。
でも、嬉しいことがあったとき、

「よかったね」

って言ってくれるやすくんが
私には必要。


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