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2004年09月10日(金) 地震に関して幾つか

9月3日、4日と、ランディの実家に泊まりに行った。
歯と頭が痛くて眠れなかった。
普段は滅多に薬は飲まないのだが、余りの痛さに、ランディのお母さんに、鎮痛剤を所望したが、置いていないと言う。
ランディのアトピーの薬は痛みにもよく効くのだが、死ぬほど眠くなるので、躊躇していると、ランディのお母さんが、梅酢を近所で貰ってきてくれた。
歯痛に効くのだという。
脱脂綿で奥歯に塗ると、確かに少しだけ楽になった。

「週明けたら、歯医者に行きなさいよ」

と言われたので、

「いや、行ってる。それも、詰め物が割れてすぐ、痛くなる前に行って、炎症を抑える薬を入れて貰って、ちゃんと塞いであるのに、なんか痛くて」

「なにそれ?その医者、藪なんじゃないの?」

「うーん、いつも混んでて、予約もなかなか取れない歯医者なんだけど……」


そして、5日、銭湯に行き、ロビーでテレビを見ると、実家方面で地震があった模様。
電話が通じない。
少し時間を置いて、無事が確認出来た。安堵。


深夜、震源地から相当離れている関東でも地震。
無論、うちも揺れた。
アリアにメールして無事を確認した。
思わず非常持ち出し袋を準備してしまう。
ランディとわたしは、阪神の震災を経験している。
物的、身体的な被害はなかったが、あのときの記憶は鮮明である。
米、缶詰、カップ麺、簡易浄水器、レトルト食品、塩をバッグに入れ、着替えを準備。
結局、使うことはなかったが、まだ袋に入れてままである。
勿論、面倒くさいわけではなく、不測の事態に備えてである。


もう、歯は痛くない。
ランディに、

「関係ないかもしれないけど、ダイヴィングやる人とか、宇宙飛行士は虫歯を完璧に治療しなきゃいけないんだって。気圧や水圧で影響受けるなら、地震前に観測されるという電磁波とか、プラズマ現象とかに反応してしまうのかも」

と、言ってみた。

「そういや、あの地震の次の日、二人、歯痛で会社休んだ」

無根拠に、適当なことを言っただけなのだが、当たってるのかもしれない。

だとすると、歯医者が藪なわけではないのだろう。


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