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書くほどのこともない日常
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2004年06月14日(月) 七転八倒

昨晩、夕食用に買ったメバルがあったのだが、わたしが猛烈な眠気に耐え切れず、夕方の半端な時間から寝てしまったため、ランディはスーパーでお弁当を買ってきてしまった。
で、昨晩は、それを食べた。

朝飯に尾頭付きは豪華すぎるかもしれないが、新鮮なうちに食べるべきだろう。
と、いうことで、御飯、味噌汁、魚の朝食を作る。
二尾のメバルを、ランディは塩焼きなら食べると言ったが、わたしは煮魚で食べたい。
えーい、両方作ってしまえ。

ランディは、魚を出すと、絶対半分しか食べない。
それを見越して、自分の分の御飯は少な目に盛った。
ランディを玄関まで見送り、ランディが残した塩焼きを食べる。

おお。煮魚も良かったが、これもなかなか……

とか思っていると、喉に、ちくりと痛みが。
骨が、喉の奥に刺さったのである。
吐き出すか、飲み込むか、一瞬迷って、後者を選択。
それが間違いだった。
ちくり、程度だった痛みが、ずきっ!に変わり、のたうちまわる。
味噌汁を飲んでも痛い。
そうだ、こういうときは、御飯を丸呑みとよく言うではないか。
試してみたら、更に深く刺さったようである。
いたいー!と叫ぶこともできず、転げ回る。

ああ、よりによってランディがいないときに……いや、やっぱり、いなくて良かった。どうせ役には立たない。
更に御飯を丸呑みしようにも、朝食にしては多すぎるほどの量を喰ってしまった後である。
なんとか死地は脱したようで、呼吸を整え、ネットに繋いだ。

「魚の骨」「喉」「刺さった」で検索をかけてみると、同じ目に遭遇した人たちの多いこと。

「御飯丸呑みはやめた方がいい」

と、あちこちに書いてある。
更に奥深く刺さることが多い模様。

……脱力。

では、どう対処しろというのだ、と、更に検索すると、間違いなさそうなのは、

「耳鼻咽喉科に行く」

……やはり。

まだ病院は開いてない。
その間、応急処置的なことはなにかできんのか、と更に調べる。
「うがいする」という割と常識的なものは試したが、「割り箸に脱脂綿巻きつけて喉の奥に突っ込んでぐりぐり拭う」というリバースしそうな技は流石にやめた。
ふと、思い立って、「ツボ」というキーワードを足して検索をかけると、魚の骨が喉に刺さったときに圧すツボというのがあるのを発見。
まさかあるとは思わなかった。
藁をも掴む気分でやってみた。

……効いたよ、おい。

腕の内側の、肘と手首の間の、真ん中あたりをぐりぐりやると、喉の痛みがすーっと引いた。
どうやら、骨が刺さった痛みは残っていたが、骨自体は飲み下していたらしい。
このツボ、『ゲキ門』と称し、嘔吐や、喉の炎症のときにも良いそうな。

今はもう殆ど痛くない。
良かった。
魚の骨で耳鼻咽喉科に行って、ピンセットで取ってもらえればいいが、ややこしい場所に刺さっていて、内視鏡とか特別な器具使って取ってもらうことになると、えらい高くつくことがある、とあったので、その意味でも良かった。


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