丸一日、ランディと遊びに出かけた。
ゲームセンターで、最近はまっている対戦形式のクイズゲームをプレイ。 現在、上級魔術師の8級。 調子と問題のジャンル、出題形式によって成績にはかなりむらがある。 勲章を剥奪されることは少なくなってきたが、決勝まで残って4位ということが多い(3位までは勲章が貰える)。 画面上のキーボードで答えを打ち込む形式で、化学系や、芸能系や地理系の、見当さえつかないような問題がつづけざまに出て、ヤケになって、
『ああああ』
とか
『ババババ』
とか、 挙句の果てに、妙な余裕を持って開き直り、なにも答えられないまま時間切れになるくらいなら、と、
『しらん』『ワカラン』
とか、
『あーだめだー』
とか打ち込んでいたら、対戦相手が、
『アキラメルナ』
とか、
『がんばれ』
とか、励ましてくれた。
そういや、こちらの答えは、全国のゲーセンにいる数多の対戦相手から丸見えなんだった。 余裕があるからか、たまたま、相手も問題が判らなかったのか判然としないが、まさか返事がくるとは。 ……気持ちはうれしい。 オンライン対戦の面白さというものには、こういうものも含まれるのだろう。 が、なにか間違ってるような気がする。 お互いさまだが。
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