ランディの薬がなくなったので、代わりに病院に行った。 本人を診察しないと、この薬は出せない、と言われたが、ランディは来週金曜まで時間が取れないので、頼み込んで処方箋を書いて貰った。 返してもらったランディの診察券には『次回必ず診察』とでかく書いた紙が貼られていた。
出かけたついでに、久々に中華街へ。 まだ旧正月を祝っていた。
いつも通り、茶藝館行ってお茶飲んで、茶葉を買って歩いた。 なにも考えずに歩いていると、閉め切ったシャッターに破産を告知する貼り紙をしてあるレストランなんかがあった。 うーん、何処も大変だ。
昼食は、トルコ料理。 はじめて行った店だが、ランチは安い。飲み物つきで800円から。 料理人は、なかなか日本語の達者な初老のおじさんだった。 美味しかったし、また行こう。
両手に中国茶の茶葉持って、電車に揺られて最寄り駅に帰る。 いつも使ってる処方箋薬局に行ってみたらば、休みだった。 それから、わたしは、自宅から徒歩圏内にある薬局の殆ど全部に足を運んだ。
「あー……この薬は無いですねぇ。処方箋書いてくれた病院の近くの薬局だったらあるんでしょうけど……」
閉店間際に滑り込んだ薬局でも同じ応えだったが、
「明日、朝一番に揃えて、御自宅までお届けしますよ」
と言ってくれた。 今日中に間に合わないなら、明日の朝十時だろうが、夜八時だろうが同じなのだが、疲れ切っていたので、御言葉に甘えることにして、よろよろと帰った。
疲れた。
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