2002年02月08日(金) |
「知る」ということ。 |
此処暫く、マニアックな友の話題を戯画化して取り上げることが多かった。 が、だからと言って、わたしにマニアックな部分が全くない、というわけではない。(んなことは、コンテンツ見たことあるか、過去に日記を読んだことのある人には言うまでもないが) 友人に対して、「この、変人めっ」と、いうような内容の日記を書いてはいるが、わたしは知っている。 己もまた「同じ畑のトマトとポテト(ガンパレードマーチ・岩田の台詞より)」であるということを。(大粒トマトと小粒のポテトという違いがあるとしても)
どんなジャンルであろうとも、マニアはいる。 と、いうより、人間は、だれでも、マニアであるというべきか。
そりゃもう、わたしのサイトにも、下着の伝道師アリアをはじめ、自ら「おた画伯」と名乗る絵描きさん、ロリロリ大魔王、文章書き、各種ゲーム好き……いろんなマニアが来てくれる。 彼らの知識に、わたしは常に舌を巻き、己の薄さを恥じ入るばかりである。 「何故にそんなことを知っている!」と、いうようなことを、みんな当たり前のように語る。
古事記を読むと、大王が即位した、というときに必ず「○○の命、●●の宮にましまして、天の下を治らしめしき」という文章が出てくる。
『治らしめしき』
は、「しらしめしき」と読み、「統治あそばされた」という意味だが、同時に、「御存知である」という意味もあるらしい。 古代において、支配者というのは、天下のことを総て知っているもの、だったらしい。
知る=支配する
であるとするならば、世の中には、支配者だらけだな。
わたしは普通、などと言ってはみても、絶対、ハマってるものはある。 あなただってあるはずだ。 そう。あなたの愛する世界では、あなたは支配者だ。 王様、女王様なのだ。 違うと言い張ってはいけない。 自分は無趣味である、などと主張する人も、絶対、貯蓄マニアだったり、恋愛マニアだったり、仕事マニアだったりするはずである。 俗世を離れて、出家したり、修道院に入ったとしても、それもまた、ひとつの道を追い求めるということで、言い換えればマニアであろう。 さあ、人様に迷惑をかけたり、犯罪行為さえしていなければ、恐れることは無い。ましてや恥じるなど言語道断。 あなたが支配する世界のことを、わたしに語ってくれ。
よし、今度から、オタクとかマニアとか言っていぢめられたら以上のようなことを語ってみよう。
|