I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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2001年08月02日(木) |
If there is tomorrow. |
朝。 ケータイのアラームは確かに7:00に鳴ってた。 けれども、気が付いたのは7:49で。 サスガに今日、遅刻したらマズイでしょうって事で急いで支度。 シャワー浴びて着替えてメイクしたらそれだけでいっぱいいっぱいで ダッシュで駅のホームまで駆け下りて電車に飛び乗った。
ギリギリとまではいかず、3分前にタイムカードは押せたけど 今日は午前中は目の前の席が空きっぱなしな事に気づいて打ちひしがれた。 あの人は今日は午後出勤だから、午前中はつまんないだけ。
仕事が嫌いな訳じゃない。 どちらかと言えば好きな方。いや、大好きだと思う。 でも、こう毎日顔を合わせるのが日課になると それが当たり前になって、それが日常になって嬉しくもあり悲しくもある。
午後からは逢えて嬉しくて仕事もそこそこにこなしてたけど、 今日は珍しく二度も外に出て行ってしまってあんまり話せなかった。。 それでも夕方からはほとんど二人で話してたけどね。
帰り道、新宿駅の小田急の地下の本屋で文庫本を買った。 野島伸司の「聖者の行進」 部屋についてから食事もせずに1時間で読破。 バカみたいにぼろぼろ泣いて、いろんな事を想ったり考えたりした。
その小説の中にこんな科白があって。 「世界は平等なんかじゃない。 人の分まで楽しむ人間がいて、人の分まで苦しむ人間がいる。 僕らはその中でも最下層に生きている」
今のあたしには少し痛すぎる言葉だった。重すぎる言葉だと思った。 いつだって迫害されるのはマイノリティで、尊重されるのがマジョリティなんだと。 誰だって自分に理解出来ない範疇っていうのはあって仕方ないと思う。 理解など求めてはいない。 けれども、認めることぐらいは出来ると思う。
例え誰であろうとも、個人の一部を見て、全てを否定なんて出来ない。 そう、そんなこと出来ないし、するべきではないんだ。
そんなの心が貧しすぎる。 そんなの心が乏しすぎる。
エアコンの乾いた空気から逃れるために開け放った窓から見えた月はいつもよりも蒼かった。
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