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2002年07月04日(木)　　｢人｣としては生きたくない。　　

　　今日は、心苦しい日でした。

　　まぁ、何時もなんだけどさ。

　　起きた時からだるくて、嫌々学校に行く。
　　だるさを見せちゃ行けないね。
　　あたしの親が怒るんだよ。だるくても、辛くても、人は明るく生きなきゃいけないみたいなんだ。
　　じゃぁ、自分は人じゃないんだね。

　　あたしの親は、人じゃないみたいです。
　　じゃぁ、ナンでしょう。
　　ナマケモノでしょうか。

　　学校では、あたしは人ではない。
　　だって、辛さも、だるさも全部出てしまう。
　　でも、誰だって怒らない。それどころか心配してくれるよ。

　　あたしは、人じゃなくて良いよ。
　　でも、親から見るあたしは人だから、人として生きなきゃいけないんだ。

　　一時間目と二時間目の間に、保健室へ行った。
　　一人で行くのは気が引けた。
　　でも、本当に辛かったんだ。

　　だけど、保健室にもあたしが居れるような所はなくて、
　　はいって、すぐに出た。
　　階段を上がる事もままなかった。
　　手すりに、あたしの付けた爪あとが残るくらい、
　　そのくらい、結構辛かった。
　　途中、何て言っても５段目ぐらいだけど、大丈夫か？って言ってくれたね。
　　ありがとうせんせい。

　　次の階段で、主任の先生が、不思議な事を言った。

　　｢大丈夫か？体のことか？｣
　　｢？｣
　　｢精神的な、事か？｣
　　｢まぁ、色々。(苦笑)｣
　　｢しっかりしてくれよー？(苦笑)｣

　　先生良い先生だね。
　　優しくされると、余計に辛いなぁ。
　　あたし、そうか、病気なんだ。此れ。何ても思った。
　　心配してくれて、ありがとうせんせい。

　　三時間目の理科の時、二回ほど戻して、
　　その後保健室に行って、一時間寝た。
　　あたしには少し寒い気温だった。

　　20分間くらい、先生が席を外した時、
　　あたしは泣いてしまったらしく、起きたら目が赤いよ？って言われた。
　　多分泣いた。あんまり良く覚えてない。
　　寝不足も重なって、本当に寝てしまった。
　　もう、二度と目を覚ましたくないと思った。起きてから。

　　給食の時、教室に入るのが嫌だった。
　　渡り(南舎と北舎を繋ぐ、空中通路)で、泣いてた。
　　ひたすら泣いてた。訳わかんないけど、泣いてた。
　　沢山、何かこえかけてくれた。
　　ありがとう。

　　一昨年の担任の先生が、何時もみたいに悪戯してきて、
　　でも、そんなのも、何か、何時もみたいに、笑えなかったんだ。
　　通りすぎてった後、隣に来てくれて、
　　横見たら、先生居て、何か、其れだけで涙出てきて、
　　溢れてきて、如何しようも出来なかったよ。
　　｢何悩んでんだ？｣って言われるけど、上手くまとまらないよ。
　　何も言えないよ。
　　だから、あたしは首を振る。
　　誰に対しても、如何したの？と言われても、
　　あたしはただ、ひたすら首を振る。

　　言えないよ。
　　あたし、もう、言わないって決めた事を心の中で思ってるんだよ？
　　駄目だよ。
　　声に出すとね、書き記すとね、
　　余計に、余計に、駄目なんだ。
　　もう、あたし何も言えない。言わない。
　　誰かを傷付けちゃうよ。
　　また、また、裏切っちゃうよ。
　　もう、もう、あたし、あたしは、裏切りたくないの。
　　ちゃんと、したい。

　　五時間目、無理やり元気だったよ。
　　プールに入って、平泳ぎの100㍍、クロール50㍍。
　　今日の記録は其れ。クロール、背泳ぎの、100㍍泳いだら終り。

　　楽しかったよ。
　　楽しかったんだよ。

　　職員室に行って、ビデオカメラを渡されて、
　　あぁ、あたしそう言えば仕事あったんだ。
　　あれもやらきゃいけないな。部活も行かないとな。大会近いし。
　　あ、でも、進路のことも言わないと。

　　あたしの中で一杯一杯で、
　　おもわず、泣いてしまいました。
　　自意識過剰でごめんなさい。
　　どうして、あたしばっかこんな事しなきゃ行けないの？
　　あたしだって、休みたい。
　　どうして、こんなに辛い事重なるの？
　　勉強も、部活も、恋愛も、なんで、何で全部重なるの？
　　焦って、焦って、自分がちゃんと上手く出来てない。
　　周りは、出来ているのに、あたしはちゃんとできない。
　　如何したら良いの。
　　あたし、あたし無力だよ。
　　あたし、全部、抱え込んだら潰れる。

　　自意識過剰でごめんなさい。

　　泣いて、泣いて、慰められて、
　　ありがとう。しほ。
　　あたしが傷付くのは嫌だって、言ってくれたの凄く嬉しかったよ。
　　あたしも、しほが傷付くの嫌だよ。

　　結局ビデオを持って、撮影。
　　一人でやるんだ。淋しかった。
　　委員長は、今週末大会だから。
　　あたしは、何も無いみたいに思われてるかな。
　　もう一人は、登校拒否に入ってる。
　　如何にかしてくれよー。なんて、その子の担任に言われたけど、
　　あたしの方を如何にかしてよ。とか思って、
　　やだ。って、其処は正直に言ったら、
　　他のクラスの先生が、｢やだ？まったくかわいそうだねぇ。｣

　　あたし、
　　ねぇ、あたしをナンだと思ってるの？
　　何でも出来ちゃう。そんな人に見えますか。
　　見えないでしょう。
　　あたしだって、あたしのことちゃんと出来てないのに、
　　ちゃんと学校こよーよ。何て言えるわけないじゃん。
　　あたしが学校行きたくないのに。
　　無責任でそんな事言えない。

　　誰か、あたしのそんな気持ち解って。

　　ビデオ撮りに行った。

　　｢もうひとりは？｣
　　｢早退した。あたしが帰りたいよ。もう。ねぇ？(半泣｣
　　｢どして？｣
　　｢んー？あたし学校きたくないもん。(泣｣
　　｢俺はそんな事、思わないけど、どうしてかねぇ？｣
　　｢前向きなんじゃない？｣
　　｢ふぅん。お前は？後向き？｣
　　｢うん。後向き。下向き。｣
　　｢下向きねぇ。(笑｣
　　｢そう。｣
　　｢何できたくないの？｣
　　｢色々あって嫌だね。｣

　　もっと、話したかった。
　　少しは、言えたよ。
　　学校来たくないってね。

　　誰かに伝えれるかな。

　　相談できるかな。

　　でも、今のあたしの心は言えない。

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