目口覚書
■目口覚書■
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2002年05月05日(日) 美しい空 ひばり

連休突入した家人が、自らどこか遊びにいこうぜモードに入った。
これは珍しい。
2人で、家から1歩出ることで必ず冒険がある。


初日は、荒川土手をお散歩。
道すがら 錆びたトタン板の倉庫にびっしり張り巡らされたツタ集団発見。
「すごーい緑!」
「つやっつや!」
「ぴかぴか!」
「みどりーーーとした緑!」
擬音満載のボキャ貧な緑への賛辞をお互い交互に発表。

土手に上がるまでの少しの上り階段に、息上がってしまって
いやはや体力年齢年寄夫婦は ぜぇぜぇいいつつ久しぶりの荒川。


「ひゃぁぁ」
視界が一気に開ける!


ここは心ひそかに日本のハドソンリヴァーと呼ぶ私のストレス発散場。
空も川も芝生も散歩中わんこも GWの中ゆったりゆったり。
そこをひたすらてくてく歩く。

川の向こう 遠く高速道路が二重三重タコの足のようにくにゃくにゃと。
あちらへこちらへ道路が伸びて 上の道路は下へ 下の道路は上へ
まだ新しそうな陸橋がポイントで道路を集めては広げる。

てくてく
てくてく

てくてく
てくてく



遠景の高速道路を見据えつつ呟く。

私「・・・・・手塚治虫ってすごいよなぁ」
だ「!!!俺も今、おんなじこと考えてた!」

鉄腕アトムの未来の地球を向こうに見ながら
2人の空間がぶわんと広がる。
アトムとウランの2人といいたいところだが、
ひょうたんづぎ2匹はてくてく歩く。

頭のずっとずっと上で 姿の見えないひばりの声だけが聞こえる。
求愛の声は甲高く、きっと相手にも届いているだろう。
どんどんその位置は高くなっている。

ひばりの声を頭上に据えて わたし達てくてくてくてく。
てくてく てくてく。



(明日は初鎌倉江ノ島の旅)


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