2002年05月06日(月) |
大人もはじける子供の日 |
屋根より高い鯉のぼりも、近所の巨大団地のベランダから泳いでいるいいお日和。 「鎌倉・江ノ島日帰りおでかけ」にでかけることに。
江ノ島がどうであったか、とか 鎌倉のどこぞの店がよい、とか それ以前に、
わたしたち、鎌倉・江ノ島をなめてました。 何があるのかもあまり知らず、 せいぜい大仏とか、海の近くだとか。
鎌倉といえば大仏。 かつて遠足で行ったことがあるというダンナさんの言葉だけを便りに。 でも 不安がいっぱい。
だってうちのゴンドウクジラったら 「鎌倉の奈良の大仏みにいこうぜ」って 真剣に口からだして ひとりで恥ずかしがってたんですもん。
まずは 江ノ島に行きました。 ええ その後鎌倉に行くつもりだったんです。 途中 横浜のでっかい観覧車とか 瓜を四分の一カットしたような形のホテルとか 背の高いビルとかを車窓から見て 神奈川気分満喫だったんですがね。
江ノ島って海岸の名前だと思ってましたら 違うんですね。 島なんですね。 でもちゃんと島ってついてますよね。
そうそう、やっぱり やっちゃいましたよ あたし。 おそらくその時代を過ごした人間の8割は 口ずさんでしまうでしょう 「江ノ島ぁぁが見えーてきとぅわぁ♪ 俺の家もぉちかい〜♪」 やっぱり歌っちゃいました。
そういや大阪環状線に乗って「京橋駅」を通りすぎる時 それは通勤だからもう日常なのに それでも毎回毎回心の中で 「京橋わっ ええとこでっせ ぐらんしゃとーがおまっせ♪」 と関西人なら耳に染みこんだ歌を歌い
それが終わると 「たーんたーん たーよーしー いっくよし たーよーしー ハイハイ」 と 合いの手まで歌い 仕上げには 「ふぐなら ふぐなら ずぅぼらーやーへー」を。
気が向いたら 「あんたいったい誰? わたし?私ハナテン中古車センターよ」 と 胸をかくしたお姉さんの乳輪が見える見えないで 浪速の男子生徒の話題をさらった昔からあるCMのフレーズを呟き 大阪での仕事モード全開にしていた。
この話し、京阪神以外の人間には さっぱりわからん話しで もうこのあたりからこの日記読むのいやになってるでしょ? ふふ。 いや それくらい刷り込み効果が 江ノ島とサザンの間にあったってことを 言いたかっただけなんですよ。
でね? 感想なんですけど 江ノ島って 海を楽しむものだと思ってサンダルで行ったことのある人、 後悔しましたよね?
江ノ島は 「山」でした。 観光にあたいするものは 全部見たい派のダンナさんに従ったあたしがバカでした。 銭洗い弁天にお参りすると パチンコで勝てるんだよという なんとも理論的に破綻している いや人間的に破綻している彼のロジックを ちらとでも信じようとしたあたしがバカでした。
ここは金毘羅山かってくらい階段だらけ、 ここはルミナリエかってくらい人間だらけ 汗だくだし お腹減るし、トイレは長蛇の列だし はまぐりとサザエが1個づつの磯焼きが900円だし なんで江ノ島に片岡鶴太郎美術館やねんやし でも閉園の植物園にはポピーがいっぱい咲いてたし いたるところ猫がいるから あたしたち立ち止まってお猫様にアイソ振りまくのに 忙しいし 思い出数々。
山を降りたら食べようと ひたすら楽しみにしていた「しらすかき揚定食」が 品切れだったこと以外は 満喫してきました。
江ノ島めぐりを終えるともう夕方だったんですけど せっかく来たのだから と江ノ電に乗って鎌倉へ。 電車は朝のラッシュ並み。人がいっぱいで海見えませんし。
ほとんど夜に近い闇の中、鶴岡八幡宮をぐるっとまわっただけに終わりました。
鎌倉の奈良の大仏も、 人がいっぱい並んでたカレー屋さんも、 ハトサブレも、 牡丹も紫陽花も、 縁がございませんでした。
でも モノレール乗ったり、 屋台のとうもろこし食べたり、
超特大フナムシが びしっと岩場壁面にはべっているよ と教えてあげたら 目の悪いダンナさんは顔を近づけすぎて 急に目前にフナムシを捉え 1人でびびっていたり、
前の小学生に足を踏まれ本気で「痛い!」と叫び 小学生相手に真剣にガンつけてるダンナさんをいさめたり
まぁいろいろあって面白かったです。
で、1日おいて連休最終日にはディズニーシーへ行こうと言ってくれたダンナさん。 どうしたんだ? 休みの日はぐうたらすることだけを生きがいにしてきたはずなのに。 何かやましいことでもあるんじゃないか? 浮気か? 小遣い値上げか?
うーん とにかく とにかく肉体ヘロヘロ。
|