先日、神戸に帰ったのは仕事が名目だったのだが、 友達の結婚式の司会の打ち合わせを入れたり、 日頃ゆっくり見られない関西の市場調査をする というのもありんした。
でも 仕事より3日も早く神戸入りしたのは 毎年恒例 友人宅でのホームパーティが開催されるからだ。
私の小学校時代の同級生であり、 誰もが聞いたことがあるだろう某社の部長代理であり、 とにかく多芸多趣味な彼女。
3年前に、神戸雅叙園近くにマンションを購入して以来 自分のあらゆる人脈、交流網を駆使して新居に人を集め、 手料理でもてなし、夕方から翌朝まで時間の許す限り語り合う そんな素敵な時間なのだ。
今年、雅叙園は取り壊されてたけど、パーティは開催。
集まる人数たるや、平均25人程度。 私なんぞ、友人が1人来るってーのでも1日前から準備をするくらい 段取り悪る子なのに、「もうコツは掴んだ」と、 30人前の料理を大鍋でちゃちゃちゃと作る。
それが和風お惣菜から、スペインのなんちゃらといかいう野菜の煮物とか セロリとローズマリーの酢漬けちゅーハイカラなもんまで 3つあるテーブルが満載。
集まる人達は、すべて彼女の交友関係。 会社の派遣スタッフ、自分が習いに行っている英会話学校の先生 その学校の経理主任、自分が習いに行っている水泳教室のコーチ、 その水泳教室のお仲間(50代自営業おっさん数名)、 自分が習っているスノボーのインストラクター、 その人は本業がリフティング教室(渓流下り?)してた。
小学校時代の友人(今回は私だけだったが、いつもは3人集まる) 中学校、高校時代の友人、それぞれ、劇作家、小学校教師、 リフレクソロジスト、などなど。 大学時代の友人、その嫁、その子供たち。
自分が習っているヨガ教室の先生、 自分が行っている美容院の店長並びに店員 自分の弟の友達、その嫁エトセトラエトセトラ。
おかげで、わたしはたった一晩で知合いがわさっと増え、 英会話で喋ったり(酔っ払いなのでもちろんめちゃくちゃ) リフティングの妙味を教えてもらったり、 リンパマッサージしてもらったり、 美容師には顔剃りと、まゆ毛カットをしてもらえた。
毎回この場で会うお馴染みさんもいて、 奇妙な親近感もわいたりする。
さて、来客が1人去り、二人去りして 明け方 家主である彼女と2人きりになって うだ話しをしているとき。
彼女のコレクションケースの上に ふと発見したもの。 それは「万華鏡」
これが凄い。 万華鏡って こんなに凄いのか。 ずーっと片目にあてて 口半開きにしながら筒をまわす。
それは大阪帝国ホテルで自分へプレゼントしたものだということ。 世には名だたる万華鏡作家がいて、あの岸田智史もそうなのだということ。 え?キシダサトシって、モーニンモーニン♪の?と聞けば そうだ、とのこと。 『渡る世間は鬼ばかり』で、幸楽でラーメン作ってるだけかと思ったら 万華鏡なんて作ってたのかよ。
中にはオイルが入っているということ。 光りを差込みつつ眺めていると時間を忘れるということ。 あんたがそんなに興味示してくれて 嬉しいわ とか。
友人はいろんな話しをしてたが、その間ずっとわたしは万華鏡覗き。 あとでメールで知らせてきたが、わたしが見ていたのは2万円もするとか。
お金ないからここで見た気分になろう http://kaleido-japan.com/sakuhin/
でも、二度と同じ絵柄にならないところとか ゆっくりゆっくり、あるときはしゃっきり形が変化していく過程 これがいいんだな。
充分堪能したあと、 彼女が チョコエッグの動物のはしりであるオーストラリアの なんとかっておもちゃを集めているコレクションケースを見ていた。
何気に、今私が「タイムスリップグリコの家電に興味ありあり」 の話しをしたら、さっそく海洋堂の全コレクションブックなるものを出してきた。
あぁまだ寝られないぜ。 こいつはおもしろい。
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