*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 夢双舟

朧月のなか
霧がかかる

しゃぼんのような
手毬を掴むような

金糸雀色の珠ひとつ

星からの調べ
茜色に発色しながら
染まり命燃ゆ

萌黄色の森をぬけて
真白なユニコーンが翔けてゆくよ

両手で掬った月の雫さえ
朝の露にかわり

僕が君を抱き寄せるから
共に風になろう



2003年02月27日(木)
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