*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 海は僕を君に近づけた


君と見た海

二人だけの
ダイビング

深くて
怖くて

命綱を離さぬように
しがみついて

君と沈んだ深海は
魔法のようで

僕を
動けなくした

君の背中だけが
僕のひとすじの

光となり
僕の心に点滅のランプが
チカチカと
絶え間ない

潮騒の
メロディーを響かせながら


2002年12月02日(月)
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