*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 朝焼けの中に


木枯らしの吹く寒い夜に
温めて貰った掌

あなたの温かな
ぬくもり

涙する横顔を
そっと隠したけど

あなたには
お見通し

そっと
指でなぞる

その優しさに
この心を預け

今宵も星に手を振る

凍てつく寒さも
あなたの心遣いで

白い吐息に
流れる空気の暖

手を取り合って
石段昇れば

遥か山の麓に
懐かしの集落が

心穏やかに映る

2002年11月16日(土)
初日 最新 目次 HOME


My追加
" height="200" border="0">