*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 車窓にて

車窓から眺める
淀川の
夜景に映し出される
光と波間の煌き

懐かし
香りがして
ふと立ち止まり
貴方を思いながら

また電車は
何もなかったように
家路へと走る

何処か切なくなって
貴方の幻想に問いかけてみる
今何をして
何を考えていますか?
この小さな星の国に生まれ
きっと同じ星を眺めていますか?

そっと夜空の星に
手を振って

2002年10月29日(火)
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