Story of love
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2004年01月02日(金) ソ・ラ・マ・メ 5

どのくらいそうしていたのだろう。

気がつくと、床から伝わってきた冷たさで、体がすっかり凍えてしまっていた。ベットに右手をかけて立ち上がる。関節がこわばってしまって、ぎしぎしといいそうな感じがする。

外に目をやると、結露におおわれて曇っている。

これじゃ、天気がわからない。

別に今日も出かけないのだから、どうだっていいはずなのに。それでも予報を見てしまうのはなぜなんだろう。

まだ、「何か」に期待しているからなのかな。



見つけたメモ紙は、引き出しの1番奥にしまっておこう。ずっと前に耳にした、外国の言い伝えを思い出す。

「引き出しの底にしまっておけば、どんなものでもいつか妖精が持って行ってくれる」・・・だっけ?


彼からもらったネックレスもそこ。ヘッドのハートは傷ついて、歪んでしまっているけれど。


(つづく)


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