電話をしているとき、無意識に「死にたい」と口に出しそうになる。 自分でビックリして、言わずに終わる。 死にたいわけがないと思う。 ただ、ふと絶望的な気分になる。 足下に、大きな空洞が開いている感じ。 真っ暗な穴が、わたしの足下に広がる感じ。
メールの返事がきていた。 毎日電話して、携帯でメールして、なのに改まっていておもしろい。 返事が返る前、返事はいらないと言えば良かったと思っていた。 どうせ失望するから、と。 だけど、届いたメールを読んでいると、それはずっとわたしの心に寄り添ったものだった。 どうしようもなく鈍くて、 話の流れがつかめなくて、 いつもいつも違うのにと思う。 だけど、 あったかかった。
恥ずかしいけどあったかかった。
それでもまだ目の前はどうにも暗い。 歩いていても、脚が地面にくっついたままな気がする。 進んでるのに、進んでない気分。 時間が経つのを待つしかないと思う。
一日中、ぼうっとしていたい。 なにもしたくない。 動きたくない。 部屋で、寝ころんでいるか、座っているかだけしたい。 こんな風に思うのは初めてかもしれない。 人と話したくない。 でも淋しい。
ともだちへ。 ありがとう。 気にかけてくれてありがとう。 精一杯の言葉をかけてくれてありがとう。 あたたかいです。
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