東行庵の軒下で

2002年02月02日(土) 再び東行庵へ。

天気が良いので、またまた行って来ました、東行庵。

西行法師を慕い、自分はその様に生きれない事を悟り、また恩師・吉田松陰の終焉の地、東(江戸幕府)へ思いをはせ
「西へ行く 人を慕うて 東行く 我が心をば 神や知るらむ」
と歌い、東行(とうぎょう)と号した高杉 晋作サマの眠る場所。

庵の周りには梅林がある。東行が、梅の花が好きだったからだ。

前に来たときは、確か八月。
日差しが痛いほどの暑い日に、日陰を求めるトカゲのように、フラフラになりながらたどり着き、何より先に「小月駅行き」のバス停を確認した、あの時とは違い、だんぜん余裕のあった私は、道を隔ててたっている土産物屋&お食事処を探索することにした。

晋作もち・晋作ビール・晋作うどんに、奇兵隊うどん!?なんじゃそりゃ?!
奇兵隊うどんにも、メチャクチャそそられたのだが、ここはオーソドックスな(?)「晋作うどん」をたのんだ。山菜うどんに小餅二つが入っていて、その餅の上に「練り梅」がトッピングしてあった。
梅が入ってるのが、晋作たる所以なのね・・

自分を納得させて、こんどは隣の店へ。
看板にはこう書いてあった。
「晋作も愛した梅ソフトクリーム」
多分、「晋作も愛した梅、ソフトクリーム」と逃げ道ありのキャッチコピーの筈。

だって、梅ソフトクリームなんて、晋作サマの時代には無かった筈だし、だいたい、「晋作は梅の花が、たいそう好きであった」という記述はあるけど、「梅干し味が好きであった」なんて一言も書いて無いじゃんかよ〜〜。

と思いながらも梅ソフトを味わいながら、庵を後にした。(つづく)


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