音楽コミックとして金字塔を打ち立てたという、さそうあきら先生の傑作漫画の映画化だそうです。未読。
さすが今をときめく成海璃子・松山ケンイチだなと! 彼らの存在感は映画の中で際立っていました。 かといって脇を固める人たちも主張しすぎないがしっかりキャラが立っていて、絡み具合がちょうどよかったです。 主人公「うた」の中学の同級生男子が特によかった! うたには相手にしてもらえないんだけど好きなのでちょっかいを出したりいじわるしたり。かわいらしく・いじらしく・健気でちょっとバカ(笑)。 声変わり前の中学生男子って、こんな感じでピヨピヨしてたよねー!笑(>▽<)b
ただ。 音楽が重要な位置を占めるこの作品において「もう少し音楽で胸に迫ることが出来たら」この作品は名作になったかも。 肝心の演奏で主人公「うた」に『神童』を感じることが出来なかった。 劇中音楽も、映画の雰囲気にはちょっと合ってない気がしました。
映像でももう少し「音が迫ってくる感」「音で受けた衝撃」を表現できたらよかったのにと思います。とにかく音楽で感動できたー!!感を得られないのが本当に惜しい(>.<) 1箇所だけ、松山ケンイチの受験の時に成海璃子が乗り移ったような演奏シーンは素晴らしかったです!! これに比べると月9の「のだめカンタービレ」はホント、うまかったと思います。 曲が心に染みたし、曲に興味が持てたし、なによりドラマ見てて音楽で感動した! 映像のカット割も曲をよく知っている人が盛り上げどころを解ってる上で作った映像、って感じがしましたもん。 そういうのがこの映画にもあったら、もっともっとよい作品になったと思います。
しかし全体に漂う透明感、清潔感、そして最後にやさしい気持ちになれるラストシーンは良かったですよ♪♪一度は見てみていただきたい作品です。
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