おおみち礼治のてくてく日記
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2015年07月16日(木) まず自分が戦地に行きなさい

美輪明宏が「安倍首相も自民党に投票した人もまず自分が戦地に行きなさい」と一喝!
ttp://blogs.yahoo.co.jp/honjyofag/65723205.html

 左側から見ると、「戦争を出来るようにした」という印象かもしれないが、右側から見ると「(他国の)武力行使に対応できるようにした」と見える。

 左側の人が無視するのは、攻撃されたときどうすんの? という点のような気がする。右側の人は、命が失われることになるけどいいの? というところかな。お互い、それ以上に大事なモノがあると思っているのかもしれない。

 「ご自分が殺し、殺されにいきたいんでしょ」って、そんなわけはなく、「殺さないと殺される、それは相手も同じだから殺されることもある」と言い直したい。

 逆に言うと「殺さない、殺されもしない」というなら――それは理想だが、相手が命がけで殺そうとしてきているときに「殺されない」ためにはどうしたらいいんだろうか? 何度も書くけど、「どうぞ殺してください」というのでない限り、戦わざるを得ないのではないか。

 「武器を持つことが抑止力になる」と言うが、相手がそれ以上の武器弾薬を持っていたら、負けてはいけないからさらにそれ以上のモノを持たなくてはということになる。極端な話し、どこかの国のように武器ばかり増えて国民は飢えるんじゃしょうがないし、そんなことがいつまでも続くはずがない。

 周辺事態が勃発しても、直接関係ないので知りませんという態度は、そのまま他国にもそうしてくださいと言っているに等しい。君らが困っても俺たちは何もしないけど、俺たちが困ったら助けてね、というのは虫が良すぎる。勝つ見込みが明らかなら参入して、後からお礼をがっぽりと考える国もあるかも知れないが。

 戦争放棄と言っていてそれで何ら問題のなかった昔と違い、武力行使される可能性が想定される情勢に変わったからこのような話が出てきたわけで、そうでなければこんな法案が提出されることもない。しかし、そのままでは困るから「もしやられたら協力してよね、君らがやられたら俺たちも協力するから」というように舵を切った。

 戦争をしないで物事が解決するならそれがいいに決まっている。戦争をしたいわけがない。だが、日本一国のことではなく、相手がいるんだから仕掛けられたときに対応できなかったらどうしようもない。
 国債云々の話もあったが、戦争になれば(そして勝てば)そんなものはリセットされてしまう。負ければ、それ以上にふっかけられるわけだけど。原発を狙われたら終わりというのはそうなんで、守らなくていけない。守るには守る力が必要だ。ないよりマシ程度であったとしても。

 あいつらけしからんからやられる前にやってしまえというなら、それこそ美輪さんがおっしゃるように、自ら前線に立ったらいい。自分はそれでいいとしても、そうでない人たちもたくさん巻き込むことになるが、その責任はとれるのかと。もちろん、とれはしないわけで、責任のとれないことを主張するモノではないと言うことになる。
 逆に先制攻撃されたときは、美輪さん前線に立ってね。

 で、どっちなんだということなんだが(^^;、どっちでもダメだ。

 反対側にいる人を馬鹿にするだけでは何の解決にもならないんで、ぜひ、戦争しないですむ最終的な解決方法を編み出していただきたい。
 左右どちらを押し進めても、スルー(冷遇)されて苦しむ人・ことがあるんで(――それを知ったことではないというなら人間じゃない)、オレは全面的に正しいなどと思わないようお願いしたい。


おおみち礼治 |MAIL

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