おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
日本の批判体質にはうんざり、これから私は批判しない、と言いたくなる気持ちはわかるけれど、難しいと思う。うんざりするということは、それが気になって仕方がないからだ。気になって仕方がないのは、相手と同じ次元に住んでいるからである。また、「批判しない」と言うこと自体、これまでいかに自分が批判しまくっていたかを現している。
それを突然「批判しません」といったってほとんど無理で、出来た(ように見えた)としても、口に出さなくなるだけで、頭の中では批判が渦巻いていたり、もしくは考えないようにと、ぐっと批判したくなる気持ちを抑え込むくらいだろう。 抑え込むと、圧力を高めることになるから、いつかは噴出する。右(批判する)にぶれたものは左(批判しない)にぶれる。逆も然り。そんなことをしていても、ぜんぜん進歩がない。 なぜ、他人というものが存在するのか分かれば、批判する・しないという二元の世界を離れて自由になることができる。要するに、自他を分けているから二元の世界に迷い込んでしまうのだ。何がどのように見えようが、それは己が見せているのである。
おおみち礼治
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