おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
●助けて!
「礼治、助けて!」 昼前、食堂から母親の声がした。何事かと行ってみたら母親が足の甲を押さえてうずくまっている。血が直径5センチくらい、親指の下あたりの靴下ににじんでいた。包丁を足の上に落としたという。 あわてず騒がず、医療箱を持ってきてガーゼをオキシドールに浸す。靴下を脱いでもらい、傷口にあてる。 「強く押さえる。親指で、ぐっと」 傷口があらわになったときに血は吹き出なかったから、動脈には達していない。とにかく、押さえてもらう。 20分くらいで出血はおさまった。 それで落ち着いた母親は、絆創膏を貼ってよしにするつもりのようだったが、傷が深そうだったので、念のため病院に連れて行くことにした。 いちばん近いのは、わしが透析に通っている医院だ。車に乗せて行くと、診察時間が過ぎていて受付はがらんとしていた。仕方がないので透析室に行って事情を話すと、診てくれるという。 どうやら筋膜が破れたらしい。その場で数針縫うことになる。 結局、母親は30分くらいかかって足の甲を包帯でぐるぐる巻きにされ、片足で飛び跳ねながら診察室から出てきた。顔色は良いから大丈夫だろう。 昼食の準備をしているときニャンコが足下をすり抜けたのに気をとられて包丁を落としたらしい。わしがいたからいいようなものの、もしひとりだったらどうしたんだろうね。 ひとり住まいの方は気を付けましょう。 ●上履き わけあって、上履きが欲しいのである。小学生が学校で履いているあれである。 当時、どこで買っていたかなんて記憶にない。 とりあえず近くのジャンボスポーピアシラトリに行ってみたが、そんなものは置いてない。靴屋ならあるだろうと思い――最初からそっちへ行けばいいんだけど(笑)、あった。しかし、ここにいたって買うのが恥ずかしくなってしまった。 いい歳した男が自分用の上履きを買うんだからねぇ。しばらく店内をうようよした後、思い切って店員に声をかけて、「ちょっと必要になったので」とかなんとかいいつつ、試し履きして、23センチの白い上履きを購入。880円なり。 最初24センチを履いてみたのだが、これがデカイのだ。22.5センチでもよかったかも知れない。だんだん足が小さくなるんだよねぇ。(^^; 帰ってきて部屋で履いてみたら、やっぱりなんだか恥ずかしいのは、どうしてなんだろう。
おおみち礼治
|MAIL
|