Have been recalled.
koara



 イタミ

リズムを奏でるものがある。
それは乱れることなく
一定のリズムで刻まれる。

それはプラスの音。
生きるための音。
休むことなくなり続ける。

そこに入ったマイナスの音。
音は本来の姿を失う。

あるべきものはある。
無くていいものまである。

そこに
普通という言葉はあてはまらず
すこしづつ
ずれだす。

ずれた痛みは耐えられる。
見えない力には耐えられない。

耐えられる痛みを生きることを証明する。
耐えられない力はアレを感じさせる。

アレはまだ、俺のそばから離れない。
アレはまだ、近くに居る。
アレは・・・
他のものと混じってて。
気がつきづらいものだ。
アレはまだ、俺の事を見ている。
アレは、たまに、僕の肩、たたきにくる。
一番近くにいる、一番付き合いの長い。
そんな、トモダチのような見えない存在。

アレもともに、奏で続ける。
早くも、遅くも。
一定のリズムで。



2002年06月05日(水)
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