2010年05月16日(日) |
委員長のゆううつ。40 |
「この世界の娘さんは 「その言い方もあんまりなんじゃない?」 久々に口を挟んだ先輩は黙殺。やっぱりぼくの扱いひどいよね、と聞こえたつぶやきも当然無視。 「リズさんはちょっと特別なんです」 「『お兄ちゃんの妹』ってはじめ言ってたよね」 「先輩は黙っててください」 娘さんに兄や弟がいてもおかしくない。もしかしたらおじいちゃんやおばあちゃんだっているかもしれないし。 「そのお兄ちゃんが大物なの」 「大物ってとんでもない有名人だとか?」 あてずっぽうで言ったのに、他の三人はうんうんとうなずく。 「もしかして神様だとか」 これまた当てずっぽうだったのに。 「うん。シホさん筋がいい」 首肯したのは他ならぬリズさんだった。 神様ってひとには三人の娘さんがいて。 リズさんのお兄ちゃんってひとの役職は神様で。あたしはその神様ってひとの娘さんらしい。 それらを要約すると。 「リズさんはあたしの叔母さん!?」 「そういうこと」
過去日記
2006年05月16日(火) 分析結果 その2 2005年05月16日(月) 生ける屍のようだ
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