Mother (介護日記)
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去年の4月26日は、雨上がりの土曜日でした。
今日は晴れて風が強く。
私は、買ったばかりの7分袖のカシュクールシャツを着て仕事に出かけました。
給料日後・保険料などの自動振替日とあって、銀行ロビーは目が回るような忙しさでした。
私にとって3月4月は特別となるはずで、毎年辛いものかと思っていましたが、 幸い、こうして銀行に勤めていると、 期末だ決算だ、異動だ新入行員だのとドタバタ通り過ぎて行くのかも知れません。
先月の一周忌の墓参で、義姉の妹が言いました。 「うちの父が3月だったものだから、しばらくは桜の花を見るのが辛くてね・・・」
社会に復帰した私にはもうすっかり『桜=花見酒』のイメージだったけど、 そう言われてみれば、去年は病院の屋上から街じゅうの満開の桜を見ていましたっけ。 夕方の風が既に冷たくなり始めて「花見どころじゃないよ」と言われながら、 ホンの数分のことでした。
『霊感バスガイド事件簿』って見てますか? 『スカイハイ』は見ましたか?
私はあれからまだ母には会っていないのですけど、 母には、この世に特別な未練も心配も恨みも残ってないっていうことだろう、と 勝手に解釈しております。
ただ、納骨までの間、夜中に何度も目が開いたことがあって、 あれがもしかしたら「いた」ってことなのかな・・・と、思ったりもして。
記憶がやけに鮮明で、昨日のことのように思い出すこともあって。 この3年間が、アッと言う間で。
もっとあちこちに連れて行ってあげれば良かったな・・・とか。 精一杯やったよなぁ・・・と慰めてみたり。
ときどき悩みながらも、私はこうして図太く生きています。 ダンナも子供もいて、嘆き悲しむ日々ではなく。
仏壇に母の好きなものを上げました。
おととい買った、くずきり餅とあんころ餅(笑)
まがりせんべい(笑) 歌舞伎揚げ(せんべい)(笑) スイカ6分の1(笑) いちご
お花はクリーム色の大輪のカーネーションと、オマケでいただいたユリを。
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