Mother (介護日記)
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2003年04月14日(月) 入院22日目 ( 病人食 )

母はベッドの上で横になっていたが、掛け布団が乱れていて呼吸も乱れていた。

「今ね、トイレが終わったところなの」

トイレに行くにも命賭け・・・それでも頑張っているらしい。




母は、おかゆ(なぜか)以外は普通食である。

昨日、「歯肉が腫れていて入れ歯が合わないので噛みにくい」と言ったので、

そのことを看護婦に話したら、

「そうなると 『刻み』 になるので、
 食品の形もわからないので食事がつまらなくなってしまいます」 とその時は否定的だった。

確かに、そうだろうな。
タダでさえ食欲がないのだから、形や彩りも大切かも知れない。

しかし今日、同じ看護婦から 「『一口大』 にしてみました」 と報告があった。
『一口大』 = 『刻み』 なのか? それとも 『刻み』 の一歩手前になるのか?



もし、これも食べられなくなれば 『流動食』 となるだろう。
色で楽しむ他はない。

同じ病室のNさんはこれまで 『塩分制限』 の食事だったが、
最近 『流動食』 に変わってしまった。

緑のスープに白い飲み物が2種・・・といった具合である。
液体ばかり3種も出されたって、飲めないような気がするが・・・

そして、それでも摂れない場合には、チューブ食か・・・

以前の入院の時に、同じ病室のおばあちゃん、
寝たきりで食事が来ても起きなくて、看護婦も家族も困っていた。
点滴もしていたけど、数日後にいなくなってた・・・

病院では、新しい患者が入るたびに病室の移動があるのだが、
具合の悪そうだった人はどうなったのだろうか、と気にかかる。



せっかくの 『一口大』 であったが、
母にはシチュー?に入っていた鶏肉がやはり食べられなかった。

結局、今日も1割程度。 おかゆも温野菜もシチューも、みんな一口、二口。
ゼリーは食べやすいし、喉越しが良いためか積極的に完食したが・・・


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