Mother (介護日記)
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今日はレフティーが休みだったので、車で行ってもらうことにした。
私は先日耳鼻科にかかった際にもらったはずの、予約票をなくしてしまったようで、 10時だったか、11時だったか、思い出せない・・・ 朝、受付が開始されてから電話で確認を取ったところ、11時だった。
受付機に診察券を通すと、内科と整形外科しか表示が出てこない。(-_-;) また受付のミスだな・・・
受付で 「耳鼻科にかかるのは2回目で、今日は予約が入っているはずですが」と言って確認。 それにしても、ミスについていつも謝らないのが不思議だ(-_-;)
今日は耳鼻科自体の診療はお休みであったが、 診察室の前でカードを出すようにと言われていた。
隣の眼科の患者たちが、 ひっそりと静まり返っている耳鼻科の窓口に診察券を入れている私を 不思議そうに見ていた。
しばらくして眼科の看護婦が「○○さんですか?」と私たちに話しかけて 「今、耳鼻科の看護婦を呼びますから」と言った。
じきに、パタパタとナースサンダルを鳴らして、若い看護婦が階段を駆け降りて来た。 「診察券は入れてもらえましたか? はい、それでは」と、院内の案内図を差し出し、 「検査室はここにありますので、これを持って行ってください。 検査の後、写真を渡されると思いますが、 『今日はもう終わりです』と言って置いて帰ってください。」と言った。
MRI検査は、レントゲンやCTとは違って放射線を使わず、 強力な磁石と電波によって、病変を調べる機械である。
そのため、体内に金属が埋め込まれている患者には適さない。 検査室の中には、鍵などの金属類はもちろん、 携帯電話や時計やキャッシュカードなども持ち込むことはできない。 酸素ボンベも然り。母はカニューラ(チューブ)をはずして、 病院の酸素を吸いながら検査を受けることになった。
入れ歯には針金状の金属が入っていることを、 来る途中の車の中でレフティーに指摘されて気付いたが、 検査の部位によってははずすこともあるが、母はそのままで良いとのことだった。 補聴器ははずした。
検査の時間は30分程度とのことだった。 レフティーと私はMRI検査について記したポスターを一通り読んだ。
その後、レフティーは居眠りを始め、 私は片手にデジカメを持ち、検査室を廊下かからのぞいていた。
途中で内科の看護婦がやってきて、手首あたりに静脈注射を打っていた。 ポスターには、それが造影剤であり画像を鮮明に写すためと書いてあった。
医師の許可がもらえたので、母の様子を撮ろうとしたが、 なぜかこういう時に限ってシャッターが降りてくれず、思うように撮ることができなかった。
検査は思ったより早くに終わった。 起き上がった母はめまいを訴えてしばらく座ったままだったが、 抱き起こした検査医の手を握りしめて、 「先生の手を握っていれば大丈夫(^_-)-☆」と言うのを忘れなかった(^_^;) 母はこの歳にして、 滅入りがちな病院で毎回ボケては診察室に笑いをもたらす、すばらしい人なのである。
出来上がったMRIの画像は、 素人目には先日のCTとほとんど変わらないように見えたが、 専門家が見れば、やはりその中の情報は違うものであるらしい。
これも、写真に撮りたかったが、 やはり専用のバックライトがなければMRI画像がキレイに写らないので無理だった。
25日の土曜日に耳鼻科の担当医から画像からの診断を受ける予定になっている。
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