Mother (介護日記)
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2003年01月18日(土) 耳鼻科。

タクシーの急ブレーキによる頭部打撲の後、
内科の問診と脳外科でのCTでは特に異常は見当たらないとの診断であったが、
依然として就寝時のめまいが続いているので、今度は耳鼻科で診てもらうことにした。


駅の階段を歩いて降りることができなくなってからは、
これまで母が通っていた個人の耳鼻科に行くことが難しくなった。
仮にタクシーで行ったとしても、待合室が狭いので車椅子で乗り込むことはできそうにない。

私の勝手もあって、結局、いつもの総合病院の中の耳鼻科で診てもらうことにした。
ここなら、車椅子や酸素の心配もない。


初診なので、問診票を書く必要があったが、
既往症については事前に作成してあるファイルを抜き取って一緒に渡した。


最初に看護婦に呼ばれて聴力検査をすることになった。
「聞こえたら手を挙げる、ということは理解できるでしょうか?」
「たぶん、大丈夫だと思うんですけど・・・(^_^;)」

補聴器をはずし、診察室内のプレハブのような部屋に入って検査が始まった。

終わった後、看護婦に聞いてみたら、
「最初は聞こえた時だけボタンを押していたけど、
 最後の方は聞こえていなくても一定の間隔で押しているように思えた。」と言われた。
痴呆老人の場合、正確な情報をつかむのはやはり難しいようだ。


担当医は、内科の時と同様にボールペンを顔の前に立ててそこに注目させ、
ペンをゆっくり移動させながら、母の目の動きを念入りに調べていた。

その後、奥の診察台に移動し、
母にゴーグルのようなものをかけさせて見ていたが、
動きの良くない左目に対し、
「元々、斜視があるようですが、
 斜視のせいで動きが鈍いのか、他に原因があるのかを調べたい」とのことで、
22日にMRIを撮ることになった。


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