Mother (介護日記)
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2003年01月12日(日) 近づいてくる・・・

今朝はなぜか早くに目が開いた。
もうずいぶん寝た感じで「何時だろう?」と枕元のケータイを見ると7時前だった。

メールが来ていた。
お通夜の連絡だった。

同級生のU君のお父さんが亡くなった。
このHPの掲示板にも時々カキコしてくれるU君である。

彼のお父さんは駅前で居酒屋をやっていて、
高校の同窓会や、彼の中学時代の同級生との飲み会でお世話になっていた。
銀行に入ったばかりの頃は、上司に連れられても行った。
彼の家は私が勤務していた銀行のお取引先でもあったので、
ロビーではお母さんにお会いしていた。
お父さんが具合が悪いことは少し前に聞いてはいたが、
今日、友人に聞いたところでは、しばらく入院をしていたらしい。
お店は、彼のお兄さんがやっている。

私は、高校の同窓会で自家製の梅酒を何杯もいただいて飲んだ。
モツ煮という食べ物を初めて食べたのが、彼の店だったと思う。
とても美味しかった。
華やかなお母さんに比べて、寡黙なタイプのお父さんだったと思う。
白衣が似合っていた。





私はまだ、お布団の中でアレコレ考えていたが、
昨夜、夜中に母が起きたかどうかの記憶がないので、逆に心配になった。
そうだ、7時になるのに、今朝はまだカーテンの開く音を聞いていない。

母とは、どのような最期を迎えるのであろうか。
朝、起きたら・・・と言うのだけは、どうか避けていただきたい、と思う。
家族が見守り、手を握ってお別れしたい。
それは誰しもが願うことであるが、なかなか叶えられることでもない・・・


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