Mother (介護日記)
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今朝はなぜか早くに目が開いた。 もうずいぶん寝た感じで「何時だろう?」と枕元のケータイを見ると7時前だった。
メールが来ていた。 お通夜の連絡だった。
同級生のU君のお父さんが亡くなった。 このHPの掲示板にも時々カキコしてくれるU君である。
彼のお父さんは駅前で居酒屋をやっていて、 高校の同窓会や、彼の中学時代の同級生との飲み会でお世話になっていた。 銀行に入ったばかりの頃は、上司に連れられても行った。 彼の家は私が勤務していた銀行のお取引先でもあったので、 ロビーではお母さんにお会いしていた。 お父さんが具合が悪いことは少し前に聞いてはいたが、 今日、友人に聞いたところでは、しばらく入院をしていたらしい。 お店は、彼のお兄さんがやっている。
私は、高校の同窓会で自家製の梅酒を何杯もいただいて飲んだ。 モツ煮という食べ物を初めて食べたのが、彼の店だったと思う。 とても美味しかった。 華やかなお母さんに比べて、寡黙なタイプのお父さんだったと思う。 白衣が似合っていた。
私はまだ、お布団の中でアレコレ考えていたが、 昨夜、夜中に母が起きたかどうかの記憶がないので、逆に心配になった。 そうだ、7時になるのに、今朝はまだカーテンの開く音を聞いていない。
母とは、どのような最期を迎えるのであろうか。 朝、起きたら・・・と言うのだけは、どうか避けていただきたい、と思う。 家族が見守り、手を握ってお別れしたい。 それは誰しもが願うことであるが、なかなか叶えられることでもない・・・
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