Mother (介護日記)
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2002年09月25日(水) ビデオカメラ購入。

明日の絹江の運動会をダシにした、と言うのか、思い切ってビデオカメラを買いました。
母の余命宣告よりも、破産宣告が先にやってきそうです(謎)



「運動会の予行練習」と称して、母を撮ってみました。
とにかく、まずは母の画像を撮りたかったので。


落ち着いているときには、まったくそんなことはうかがえないのですが
激しいセキの発作は、一日に何度かやってきて、10分から30分も続き、
それは、いつ息が止まってもおかしくないと思えるようなものなのです。

だから、こんな激しいセキに変わってからは、
「うるさいな、飴でも舐めてろ」とは、とても言えなくなりました。


話しかけた時、ちょうど母が昨日のお出掛け写真を見ていたので
母の十八番の下田の唄「唐人お吉」を歌ってもらいました。

息が苦しくて、伸ばす音も途切れ途切れになって、聞いていて涙が出そうになったけど
それでも母はリクエストされたことが、うれしそうでした。
老人会のカラオケではいつも歌う人がなくて、頼まれて歌うのがこの曲なのでした。
これは古い歌なのでおそらくカラオケには入っておらず、いつもアカペラだったと思います。



その後、母の部屋の隅に三脚を立ててまわしっぱなしにして40分、
母の夕飯の様子を撮りました。
早速テレビにつないで、母と絹江とで再生してみると、笑える笑える。
もう、最高です。



母は「私が死んでもこれが残るのね」と、少し感傷的に言いましたが、
申し訳ないけど、これでは絶対に泣けないと思います。
笑い転げてしまうと思います。

何とも『母らしい』映像が撮れました(謎)


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