Mother (介護日記)
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2002年09月24日(火) 生まれた町へ

今日は風もなく暖かいので、母を「生まれた町」へ連れて行ってあげようと思う。

母の実家のお墓参りもして来よう。

母や自分の体調や、天候などを考えていると、外出はやっぱり突然が多いなぁ(^_^;)


 * * * * *


先月の「京都1泊旅行」のような長さにはならないので、ご安心を(爆)


 * * * * *

列車編。


電車は空いていたので、車椅子持参も気兼ねがなくて良かった。
平日だからかな?

リゾート21という電車は、
海側が「太陽の赤」、山側が「海の青」に塗り分けられている。
海側の座席は、通常、海が見えるように窓側を向いている。
山側の座席は1列で、向かい合わせになっている。

私たちはもちろん、海側のソファ風の座席に。
ちょうど、2両目には車椅子が入れられるぐらいの隙間が作ってあった。

トイレは3両目にあった。

伊豆急線内では、なんと「車内販売」まであったので驚いた。

私は車内で写真を撮りまくっていた。

デジカメを買ってもうすぐ5ヶ月。
出かけるときは必ず持ち歩いて、何かしら撮っては来たのだが、一瞬を捉えるのは実に難しい。
最近は「オート」だけでなく、「マニュアル」の操作も覚えようと頑張っているところ。

母は私に、どこへ行くのかも聞かず、ただニコニコしていたが、
「昔、ここの駅前でパチンコやったら、すっごく出てねぇ。
 そこでもらったお菓子をたくさん持って、旅館に行ったんだよ」と照れながら話した後、
「・・・ねぇ、稲取だってけど、どこまで行くの?」と初めて行き先聞いてきた。
「このまま、下田まで行っちゃう?」

次第に言葉が多くなってきた。


 * * * * *

駅編。


伊豆急下田駅は伊豆急線の終点なので、ホームの作りはカタカナの「ヨ」の形になっている。

今降りたばかりの車体は、はやばやと係員によってホースで水がかけられ、
清掃が始まっていた。

その脇で「リゾート21号」の先頭車両と母の記念撮影。

さらに、改札口前の「わかふじ国体」のマスコット「ふじっぴー」と並んで記念撮影。

そうそう、下田駅は“出口と入り口が別になっている”めずらしい駅。
人が交差することなく、流れが一方通行になるので、
休日やシーズン中には混雑解消にとても良いだろう。

トイレは改札を出てすぐ右側にあった。
身障者用の個室には、簡易ベッドもあった。
『子供のおむつ替え用』と書いてあったが、大人は使えないのだろうか?
最近、いろいろなHPをまわっていて、
大人にもおむつ替え等のスペースを必要とする人がいることを知った。
幸い、母は今は立つことができるから良いが、確かに全介助の場合は大変だろうと思う。

構内で『下田歴史の散歩道絵図』と言う絵地図をもらった。

駅舎を出たところに黒船の模型が置いてあり、そこでもまた写真。

先月の京都では写真の枚数が少なかったな、との反省もあって、
今回は、とことん撮ろうと思って(笑)
しかも『これぞ、下田』というものをね( ̄m ̄)


 * * * * *


駅前の小道を抜けると、早速母の知り合いにあった。

おそらく私は初対面であるが、母はその同じような年頃のご婦人と話し始めた。
もちろん、母とのツーショットをお願いした。
しかしこの出会いがきっかけで帰宅後に家系図を作成することになり、
そのことで母にいろいろ聞いているうちに、
長年の謎が解けたり、衝撃的な?事実が明らかになったりするとは、
この時点では思いも依らなかった・・・


 * * * * *


勤めていた銀行の、別の支店に寄りたかった。
ここには研修でいつも一緒だったWさんがいるので、退職の挨拶と近況報告をしようと思った。

突然の訪問に驚いたようだったが、再会を喜んでくれ、
またかつて私と一緒に仕事をした仲間が2人、転勤でこの支店に来ていると教えてくれた。

考えてみたら3連休明けで店内は混雑していたのだが、
私が声を掛けたばっかりに、わざわざ仕事を中断し窓口カウンターまで来ていただいた。
(迷惑な客に成り下がってしまった私であった・・・)



・・・ 取り敢えず、今日はここまで。


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