Mother (介護日記)
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母は、今日、退院しました。 いつものように仕事を終えて、夕方5時に迎えに行きました。
退院を花火大会の日にしてくれたのは、先生のイジワルか思いやりからか(謎)
最初の個人病院が35日、次にこの総合病院に50日、 そして、再びここに戻って来て25日目です。 入院生活だけでも、ついに100日を越えてしまいました・・・
今回は7/17の入院以来、最初の2週間は先生から一切の歩行を禁止され、 トイレも洗面もお風呂も売店も行けず、電話さえもかける事ができませんでした。
その後、歩行許可が出たものの、お風呂だけは1度も入れず、 清拭だけで済ませて来ました。 いくら病室はクーラーが効いているとは言っても、 やっぱり、お風呂は待ち遠しかったと思います。
久しぶりのお風呂なので、長湯は避けなくてはいけません。 母は、シャワーを片手では上手に使えないし、 自分が難聴とあって、耳にお湯が入ることをとても怖がるので、 母には耳をふさぐように言って、私が髪を洗ってあげました。
母の髪はずいぶんと少なくなってしまいました。 歳を感じます・・・
その後、背中も洗ってあげました。 ぽちゃっとして、白くてキメの細かい肌です。
温度の低い露天に浸かって、母は「生き返ったようだ」と言いました。
* * * * * * *
お風呂の後、帰ろうかなとも思いましたが、 今日は絹江はお友達と花火を見に行っているし、 レフティーは仕事で遅くなると言っていたので、 ご飯の支度が面倒になった私は、レストランで食べて行くことにしました。
冷房に弱い私は、テラスが良かったんだけど、 今日は花火の為、予約席になっているからダメでした。
席に着くと、母は両隣の人の料理を見て、 *注 「私もあんなのがいいなぁ、あれは何?チャーハンみないなが?」 *注 「みたいなが」みたいなもの、という意味らしい。 方言なのか、母の言葉なのかは知らない(^^ゞ
人のテーブル見るの、辞めてくれってばぁ(-_-;) 恥ずかしいって。 やがてご希望どおりに「チャーハンみたいなが」は運ばれてきました。
「甘酒はない? おしることか私は好きなんだけど・・・」
ここにはないんだってば(-_-;)
私はメニューを見てテキトーなアルコールを頼んだけど、 それはあんまり好みではありませんでした。失敗。 ジンの香りがきつ過ぎ。 色も無色に近くって、つまらん。
やがて8時を過ぎて、「ドドドーン」と花火が始まりました。 下のテラスや遊歩道から歓声が上がりました。 窓から見ると、そこにはたくさんの人が集まっていました。 ここからだと、花火を見るにはちょっと角度が右に鋭角で厳しいと言えば厳しい。 下のテラスは正解でしょう。 今日は各レストランでは、テラス席にパイプ椅子を置いて ドリンク付きでいくら、という「花火観賞席」を設けてありました。
今日は病み上がりの母を長時間連れまわしてしまいました^_^; でも、美味しいご飯と花火とで、母はとても喜んでくれました。
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