Mother (介護日記)
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2001年08月10日(金)    退院

母は、今日、退院しました。
いつものように仕事を終えて、夕方5時に迎えに行きました。

退院を花火大会の日にしてくれたのは、先生のイジワルか思いやりからか(謎)

最初の個人病院が35日、次にこの総合病院に50日、
そして、再びここに戻って来て25日目です。
入院生活だけでも、ついに100日を越えてしまいました・・・

今回は7/17の入院以来、最初の2週間は先生から一切の歩行を禁止され、
トイレも洗面もお風呂も売店も行けず、電話さえもかける事ができませんでした。

その後、歩行許可が出たものの、お風呂だけは1度も入れず、
清拭だけで済ませて来ました。
いくら病室はクーラーが効いているとは言っても、
やっぱり、お風呂は待ち遠しかったと思います。

久しぶりのお風呂なので、長湯は避けなくてはいけません。
母は、シャワーを片手では上手に使えないし、
自分が難聴とあって、耳にお湯が入ることをとても怖がるので、
母には耳をふさぐように言って、私が髪を洗ってあげました。

母の髪はずいぶんと少なくなってしまいました。
歳を感じます・・・

その後、背中も洗ってあげました。
ぽちゃっとして、白くてキメの細かい肌です。

温度の低い露天に浸かって、母は「生き返ったようだ」と言いました。

* * * * * * *

お風呂の後、帰ろうかなとも思いましたが、
今日は絹江はお友達と花火を見に行っているし、
レフティーは仕事で遅くなると言っていたので、
ご飯の支度が面倒になった私は、レストランで食べて行くことにしました。

冷房に弱い私は、テラスが良かったんだけど、
今日は花火の為、予約席になっているからダメでした。

席に着くと、母は両隣の人の料理を見て、        *注 
「私もあんなのがいいなぁ、あれは何?チャーハンみないなが?」
  
    *注 「みたいなが」みたいなもの、という意味らしい。
        方言なのか、母の言葉なのかは知らない(^^ゞ

人のテーブル見るの、辞めてくれってばぁ(-_-;) 恥ずかしいって。
   
やがてご希望どおりに「チャーハンみたいなが」は運ばれてきました。

「甘酒はない? おしることか私は好きなんだけど・・・」

ここにはないんだってば(-_-;)

私はメニューを見てテキトーなアルコールを頼んだけど、
それはあんまり好みではありませんでした。失敗。 
ジンの香りがきつ過ぎ。 色も無色に近くって、つまらん。

やがて8時を過ぎて、「ドドドーン」と花火が始まりました。
下のテラスや遊歩道から歓声が上がりました。
窓から見ると、そこにはたくさんの人が集まっていました。
ここからだと、花火を見るにはちょっと角度が右に鋭角で厳しいと言えば厳しい。
下のテラスは正解でしょう。
今日は各レストランでは、テラス席にパイプ椅子を置いて
ドリンク付きでいくら、という「花火観賞席」を設けてありました。

今日は病み上がりの母を長時間連れまわしてしまいました^_^;
でも、美味しいご飯と花火とで、母はとても喜んでくれました。


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