Mother (介護日記)
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木曜あたり、退院できるらしい。
私はどうすればいいのだろう・・・
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昨日、兄夫婦が面会に来たことから、 隣の街に住む叔母(父の妹)の耳にも、母の入院の話しが伝わった。
昼休みに、家にいる絹江に電話をしたところ、 「叔母さんから電話が来て、入院してるって聞いたから、 事情を聞きに、銀行に行くって言っていたよ」 とのこと。
2時半頃、叔母はやってきて、ロビーのソファでしばらく話した。
親戚中を「鶴の一声」で仕切ってきた叔母も80歳を越え、 足も弱り、白内障の手術をしてからも目がよく見えないのだという。 今までなら、即日に病院に駆けつけるような人であるが やはり、夏の暑さや曇りがちな日のだるさに、 病院までの距離はちょっと遠いらしい。 「そのうちに行ってみる」と言っていたけど、 今日の面会で担当医が言うには、今週にも退院するかもしれない・・・
もともと小柄な叔母は一層、小さくなったような気がする。 長い時間が過ぎたのを、改めて感じた。
写真の父は54歳のまま時を止めているので、長男なのに今でも一番若い(違)
考えて見たら、兄は、まさに今、父の歳になったのだ。
そうかぁ、そうだ、あんな感じだったぁ。へぇ・・・確かに似てるな(爆) まぁ、お兄ちゃんの方が、若く見えるかなぁ。やさしい雰囲気。 父は、落ちついていて真面目な硬派だったかなぁ。
なんか、話しが反れた。
* * * * * *
私は、急な退院の話しに、素直に喜べないでいた。
毎日の面会がなくなることは、とても楽になる。 だけど、落ちつきたい家に今度は母が毎日いて、いろんな問題を起こすのだろう。
引越しの準備はちっともはかどっていない。
仕事はどうしよう。 私はもう、辞めなくてはいけないことばかり考えていて、レフティーともめた。
『おまえの為には働いていた方がいいと思って』 『近所に迷惑がかかるといけないから』 『少しぐらいは仕方ないと割り切れよ』
退院後は夏休みだから絹江もいるし、 私の仕事の日にできるだけレフティーが休んで、 母がこの家の生活に慣れるまでしばらく様子を見てみる。 それでもどうしても心配なことが出てきたら、仕事を辞めればいい・・・
未来はまったく予想できない。 予想したところで、悲観的になり疲れるだけだ。 まぁいい。 その時その時に対処していくしかない。
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