初日 最新 目次 MAIL POYAP


ぽやつよ。
ももら
MAIL
POYAP

2005年11月16日(水)
ふつかめ2


ん?カンコクには猫舌という言葉がナイ?
それで熱いコーヒーにストローなのか〜ナットク。

いやいやナットクしてませんけどストローのナゾは深まるばかりですけど
ねこじたという単語がチョナン予告で出てものすごいワタクシ個人的に
ちょっぴりタイムリー?とか思ってウレしかったりしている本日1/21に
なんの臆面もなく11月の出来事を更新しているワケですが
「ふつかめ」を1日に書ききれなかった時点でもう時系列は崩壊してるのでそのままススム。


ABとの待ち合わせ場所に向かうべくホームへ。
電車が来るまで時間があるのかホームにヒトはまばら。
ここぞとばかりに写真を撮る。

駅名の看板がすごく見やすいのは前回も書いたけど
ホームとは逆、開かないドア側の柱とかに貼られている看板は
日本でいう全面広告くらいにそれはもうデカくて
ハデな色遣いのポップでキュートな(古いのか?この言い回し)絵の中に
駅名がドーンと書かれていて十二分に見やすくてイイ。

キレイなおリボンがかかったプレゼントの箱が描かれていてそのド真ん中に駅名

っていうのが可愛らしかったので写真におさめた。
プレゼントの箱がこの駅と何か関わりがあるのかそれとも何もナイのかはなぞ。

それはさておき、デカ看板は日本の地下鉄でもやってほしいと思った。
あの小さい看板見づらいもの。
ちょっと立ち位置ズレたら見えなくなるし、ヘタに座ってたりしてたら余計。
迷子大王の目は節穴なんだぞこらー!←威張るところではない

電車到着。どこから来たのかわらわらとヒトが乗り込む。
行きは緊張していたため即座に駅名確認できるようガッチリ立っていたけど
帰りは少し余裕を見せて座ってみた。
平日のお昼近く。ほどほどの混み具合。みんなドコへ行くんだろう。

ふと、隣に座っているオンナノコ(学生?)のヘッドホンからナカシマミカが漏れ聞こえてきた。
日本の曲も聴くんだー。ちょっと話しかけてみようかな?と思ったけど止めた。
mp3をホテルに置いてきた事を後悔。すまっぷ大音量で聴けば何か話のキッカケになったかも。
いやなんかナンパしようと必死になってるヒトみたいだけど交流を望んでいるだけで。
そもそもお互いヘッドホンなんかしてたら聞こえないしーあははー
とか脳内会話をしていたらオンナノコは降りてしまった。あんにょん。


待ち合わせ駅到着。
まだ約束の15分ほど前で、私にしては上出来じゃん!とか思ってたらABが走ってきた。

「良かったブジでー心配したよー
ひとりに挫折してとっとと戻ってぽつんと待ってるんじゃないかと思って
2回くらいココに見に来たんだよ
ところで朝ご飯食べた?私たちはゴージャスにアワビのお粥だよ美味しかったー
あんたもひとりサミシクそんな駅行かないで一緒に食べたら良かったのにねー
あとスーパーとか化粧雑貨とか見まくりで面白かったよー
そうそうコレあんたの分もぷるこぎのタレ買ってきたよ重たいからまず自分の分はカバンに入れろ」

そんなこんなを一気にまくし立て、再会を喜ぶ。
はいはいご心配ありがとう。
ひとりでいるあのゆったりした時間を貰えたこと感謝しておりますよ。

こっちもねー楽しかったよありがとねー私はねー写真撮ってきたのー

と、ひとり旅のアレコレを語ろうとするも
「さ!とりあえず会えたから次行くよ!もたもたしてたら時間ないよっ」と思いっきり遮られ
余韻に浸る間もなくズンズン歩くABの後ろをひたすらついていく。
ま、一段とニギヤカなABに囲まれてるのもまた心地イイからイイんだけどさ。

3人で出掛けるんだーというと、オンナ3人って色々難しくない?とよく聞かれる。
一番年上のAはとにかくガンガン進む突進型で
Bは最年少だけど一番しっかりしており地図から書類から3人の共有財布も全て彼女が管理
そして真ん中のワタクシは時折ぽやーっと自分の世界に入ったりするウスラぼんやりというわけで
なんだか三者三様ウマイ具合にバランスがとれているらしい。
ま、Bが一番割に合わない感じだがそこはビシっと年功序列だ。


そんなことより、お昼ゴハン。☆びびん麺だ!

屋台とか露店とかがゴチャゴチャと立ち並ぶ一角に
食堂ばかり集まった路地があり
各店舗おばちゃん達が激しく呼び込みをする中を突っ切って
Aが前々回に入って感動したという店を目指す。
ようやく見つけて座ったそこは満員御礼。ガイド本にも載っているからか大繁盛していた。

お待ちかねの、びびん麺がくる。ぎょーざスープみたいのも頼む。

あ、カンコクのほとんどの店はとにかく盛りが多いし
「付け合わせ」がたくさん出てきて尚かつそれはオカワリ自由の時もあるので
各自が一人前ずつ頼むとえらいことになるから要注意。
何品か一つずつ頼んで分けて食べるのがイイ。

ひとくち目。
Aの顔が険しくなる。マズイらしい。

以前は松の実とか色んな具がふんだんに入っていてスープもイイ味だったのに〜
と嘆くA。店は以前来た所に間違いない。
店の方針が変わったのか、値段据え置きで材料費をおとしたのか。

それとも本などに載って有名になりすぎたからか。
それはどの国でも起こりうるし観光地ともなると尚更のことだろうけど
カナシイことにそれで味がおろそかになってしまう店もあるようだ。

前回行った、とあるお店もどのガイド本にも載っている有名どころで
しかも有名人が来るお店!とか宣伝しているけど味はサッパリだった。
これでは名前を挙げられた有名人が気の毒。
偶然1回立ち寄っただけーかもしれないのに。ブームはコワイ。

申し訳ないけど、ほとんど残して店を後にする。
こんなことは後にも先にもコレ一回きりだった。ザンネン。

気を取り直して化粧品を見に行く。
ネットで調べたクチコミ情報を元に基礎化粧品を購入。
この旅一番の高価なお買い物だ。

コスメも大好きなAの分析によると、カンコクの化粧品は即効性があるとのこと。
あっついソウルを持つカンコクの人達は目に見えるサクっとした効果がお好みらしい。
何事も飽きっぽくしかもたまに化粧も落とさず寝てしまうほどズボラな私も
それなら頑張って続けられそうだ。なんたって高かったし。大事に使おう。

次は激安洋品店。
ストッキングが安くてしかも丈夫なのでおみやげにイイらしい。
カンコクのお洋服はとにかく色の種類が豊富。

時間がないーと走っていたら思いっきりコケた。
買ったばかりの化粧品と、ぷるこぎのタレ。いずれも頑丈なビンらしく無傷。
かたや私は両手をスリむいて両膝をシコタマ打った。
が、後で見たら何故かスネだけ擦りむけてヒザは無傷だった。なぞ。
とにかく道は結構デコボコが多いので要注意。

あとはおきまりの海苔とかを買いに行く。ここもネットで調べたお店。
海苔のほか、チョコやら乾燥イチジクやらいろいろと試食させてもらった。
ウマイうまい。さっきガッカリしたオヒルのカタキをここでとったどー!みたいな。


次はカンコクの知人と待ち合わせをしている場所へ。
前回の旅の時に案内して下さった方の奥さん。
1年半くらい前に彼女が日本に遊びに来ている時に偶然お友達になった。
おねーさんと呼んでいる。

携帯を1つレンタルしていたので
それで連絡を取り合いブジおねーさんと合流。さっそく露店をウロつく。

おねーさんは実は結構年上。
なので私たちの組んだ強行日程に
果たして最後まで付き合ってくれるのだろうか?という不安があった。
だけど、そんなのは一瞬にして吹き飛んだ。

おねーさん歩くの速いはやい。
ごちゃごちゃと並ぶ露店と人混みの中をスイスイ泳ぐように歩く。
3人してついていくのに必死。とにかくパワフルだ。

そんでおねーさん値切るのがウマイ。
最近の観光地はなかなか安くしてくれない傾向にあるらしい。
それでも突進型のAはかなり値切り倒すけど
おねーさんが、もう一押しもふた押しもして更に値切ってくれる。

そんな感じで楽しくお得にお買い物。

さて次は晩ゴハン。
今日は特に決めていなかったので、おねーさんに任せることに。
すると、せっかくだから私達が泊まっている町まで行ってみたいとのこと。
また、そういう所の方が安くてウマイ庶民のお店があるらしい。

ガイドさんがしつこく言っていた「イケマセン」が一瞬脳裏をよぎったけど
そこはホラ、私たちには地元のヒトがついているから心配ない!ってんで電車で移動。

部屋に荷物を置いて、いざ出発!
おねーさんはホテル入り口に居た、ちょっとコワイ感じのヒトに
「この辺で美味しい食堂はない?」って聞いている。頼れるお方だ。
で、教わったとおりホテルのすぐウラに行くと
焼き肉屋さんがあったのでそこに入る。

靴を脱いで、やれやれドッコイショと席につく。
まずはビールで乾杯!そんでカルビを注文。
他にチヂミとか頼む?とか相談していたら
それは全部「付け合わせ」で出ますから。とお店の方。

豪快にカルビを焼いているそばから、チヂミやらスープやらが運ばれて
あっという間にテーブルの上がゴチソウでいっぱい♪
ビバ!付け合わせ!しかもオカワリ無限大!うれしくて涙でますよホント。

で、ちょっと驚いたのが
青い生のトウガラシが、まんま一本で出てきたこと。それも結構デカイ。
これに辛いミソをつけてポリポリ食べるそうだ。
いわゆるモロキュー的食べ方。

おねーさんに、辛いよね?って聞いたら
辛いけど辛くないのもたまにあるから大丈夫。とのお返事。
うーん。なかなかにアバウトでスリリングだ。おそるおそる食べてみる。
確かに辛いけどウマイ!!!このヒリヒリ感が結構やみつきになりそう。

で、メインのカルビ。
葉っぱ(サンチュと言うんだったっけ?)の上に、
更にゴマの葉(シソみたいな、でも味は違うけど香りの良い葉っぱ。イケます。)
細切り野菜やキムチとかを乗せて、お肉ドーン。
そこに辛いミソもつけて巻いて頬張る。思いっきり頬張る。

ウマイよー!!!

やっぱり、ちゃみするも頼んだりなんかして飲んで食べて幸せで腹一杯♪
さて、そろそろお会計をと言ったら2万8千ウォン。とのこと。

へ?12万の聞き間違い?
と思ったら、ほんとに2万8千ウォンだった。
単純に計算して日本円で約2800円。(正確にはもう少し高いけど)
4人で飲んで食べて一人アタマ700円也。

安い。安すぎるっ!

ちなみに昨日のなっちは、飲んで食べて3人で4万7千ウォンだった。
それでも安いね〜と言っていたのに2万8千って。
ビンボーな私達にはこれほど幸せなことはない。
こんなに安いのはやっぱり観光地から離れているからなのだろうか。

そんなこんなで半ば有頂天で店を出る。
おねーさんを地下鉄の駅まで送り、またコンビニへ。
いまさっき、あれほど食べたばかりなのに
安かった!だけでテンション上がった私達は部屋に戻って二次会に突入なのだ。

ビール、そしてまたオニギリを購入。
昨日のはホントに辛かった言う事聞かなくてすんませんと、おにーさんに謝りながら
コレはどうかなー?と触るやいなや「それも辛いです!」と忠告が飛ぶ。
もう自分たちで選ぶのは諦めて、おにーさんに見繕ってもらい、部屋へ戻る。

二次会には他にオタノシミがあった。
食べたい物リストに入っている「具ナシ海苔巻きを揚げたもの」と「ホットク」
昼間、屋台で買ってきていたものだ。

またビールで乾杯。
そして初めてホットクを食べる。
中に甘い蜜のようなものが入ったシンプルな甘さの
ペッタンコな焼き饅頭みたいな。

う、ウマイぞー!!!

これは感動するウマさだ。
あんぱんとかモチモチしたもの好きな私はもちろん、甘い物をあまり食べないAも絶賛!
3人とも明日も絶対買おうと言うくらい気に入った。
かたや海苔巻きは、、、フツーのノーマルな海苔巻きの方がウマイやね。


そんなこんなで、また3人ともすげー酔っぱらって
「いやー、ひとり700円だよ!ななひゃくえんギャハハー」
って話だけで何度もなんども盛り上がって、
そしてドンドコぼんぼんを子守歌にスヤスヤと眠りについたのでありました。



つづく。


みっかめは「漢方の町で、これまたえらいこと熱いお茶に出会ったー」の巻。
かみんぐすーん?!