世を忍ぶ仮の日記
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2008年04月29日(火) アトラクション結婚式

従姉のおねえちゃんの結婚式でしたー。
春麗らかとしか形容出来ないいいお天気。
昨日まで遊び倒したので、当日寝巻でコンビニ楽譜コピー、もう一個は白紙のまま(即興という言葉を使え)で気分が少し落ち込んだ自業自得の朝でしたが、遊んだ事に悔いは無い。
遊んで気分が上がったから即興用が出来たんだもん。ありがとう柚ちゃん。


てな訳で、体力は温存の方向で、着物を着付けてもらう時間まで、カフェでほぼ寝巻のままひなたぼっこで寝てました。羞恥心はあったので顔を伏せてみた。他の人達が煌びやかな格好をしている中、ダラダラの格好で寝ていてすいませんでしたと誰に謝ればいいのこれ。
着物を着付けてもらって、さて従姉に挨拶です。
新婦さんのお部屋に通してもらったら、おばちゃん達と一緒にキャーキャー騒ぎます。
「あのね、あのね、最後は竹の葉巻きを選んで。絶対それ食べて!」
新婦さんからの伝言がそれです。挨拶しに行ったんじゃないの。キラキラポーチから勝手にキラキラパウダーを取り出して(従姉が自分の顔をキラキラにさせる為に持ってきていたキラキラだらけポーチ)母と二人で自分達の顔にもキラキラを乗せました。
はしゃぎすぎです。
まあ、母方の従姉なので、概ね許してもらえます……(人として軸がぶれている家)。

さてこれから儀式の始まりだー、と親族顔合わせの席に着いて、新婦父がいきなりやんなくてもいいスピーチとかしはじめるから片方の席だけ大爆笑、挙げ句の果て、


何故か親族紹介の途中で号泣する新婦父。
おっちゃん相変わらず面白すぎるな!
大爆笑しまくっていたら、

更におかしな現象で、新郎がもらい泣きしてました。

ちょ、まだはじまってないのに(止まらない笑い)
一人紹介し忘れる勢いで号泣すんのとかマジやめれ面白すぎる。
「おっちゃん、おっちゃん最後まで頑張れ!」
かけ声をかけて、なんとか親族顔合わせが終わる始末です。
大丈夫か。
大丈夫じゃないのが、個性です(個性と言い切ってみる)。
勿論その後のチャペルで新婦父がバージンロードで号泣して、またしても新郎がもらい泣きして、おっちゃんの涙が笑いのツボの母と私は二人で体を震わせてました。おっちゃんずっと泣きっぱなしで最後水分枯れてしぼむ勢いで泣いてるよ楽しい。
チャペル儀式つーか、ちゃんとした席に座らされるとそわそわする癖があり、しかも馴染みの無い宗教の儀式は分からんワー、どないしよ、とミッションスクール育ちの母の顔を見たら「たすけてにげたい」という同じ顔をしていました。
駄目な母子だな……諦めた。
頑張って大人しくする振りだけでもしようとしていたのに気付いたら手すりにしがみついてたりして、どうしようもないです。おっちゃんがいつまでも泣いてるから眺めるのとか楽しいしさーそわそわが止まらないしそわそわするか眠っちゃうかどっちかしか無いけど、
「起立」
の声に反発したくなる私が、なんとか学士まで取れたのが奇跡ですわ。
駄目だ意味も無く逃げたくなるのが自分でも分かんない。
チャペルウェディングに参加するのはじめてだったので色々面白く見ちゃってそわそわそわそわ。
ライスシャワーって本気で米をぶっかけるんだと信じて疑ってませんでした。
ちなみに、春が麗らかすぎて、母が太陽を嫌がって日陰に逃げてました。
あれ? 私のがえらくね?(次元の低い争い)
さりげなく一番愉快なポイントは、新婦母と呼ばれる度に「だれだれ〜? どこにいるの〜?」という顔を素直にする御本人です。全く新婦母の自覚が無いらしい。流石母にうり二つな性格。天然が過ぎる。ツッコミ入れても「だって誰の事言いよるんか分からんのんじゃもんねえ」つーてボケ倒された。


披露宴のちょっと前に、リハーサルでピアノと歌を練習させてもらったのですが、母についてきてもらいました。
いい年超えて親がついてくるのはめっさ恥ずかしかったんですけど、歌ははじめてだし、音響でマイク使われると、誰かが聞いてくれて確認してくれないと自分で聞けない部分があるから、口出しだけしてもらって自分の好きにした。
とりあえず、自分の自覚しているけど今すぐには直せない欠点が露骨に出るマイク使いだけはやめてみた。ワハーイ!
その後披露宴開始、挨拶事がはじまり、誰かがなんか「わたくしごとではありますが」と言い始めた瞬間から料理2皿目が来るまで完全に意識が無い。
14時まで何も食べてなかったから、二皿目でニッコニコになって復帰するまで、酷い事になってたんじゃないかなあ。
おっちゃんがいつどこで泣き出すか分からないので、妹である母が「アトラクションよねえ」て愉快そうに言ってました。「あんたその妹だよ?」つったら「だれだれ〜? どこにいるの〜?」て顔されます。さっすがー。
うっかりしすぎて歌を歌う前なのに炭酸を飲むという酷い事をしてしまい、一人で落ち込んでいました。
マイクに下品な音が入ったら死にたい。
なんか、歌は、仕事とまでは行かないまでも、無事に済んだ、かな…。
二人を祝福する感じになってたらいいなあ…と。
その後、おっちゃんの還暦を祝って(ウェディングケーキと誕生日ケーキを一緒にするという荒技に出た従姉。大好き過ぎる)
お庭でケーキ食べたりして、

いざ、
最後の泣きのカウントダウン、両親への挨拶です。

やっぱ、当たり前の決まり事だと分かっててもここは泣けるわー
うっかりもらい泣きとかしそうだわー
おっちゃん泣くの必死に我慢してる! がんばれ!

とか、感無量になっていたら、

シメの挨拶をする新郎が、もう涙止まらず、
たまらずマイクスタンドを持ち、
ロックバンドのボーカルよろしい持ち方で語りはじめました。


ちょ、おまえ、それ流石に、泣きと笑いが同時にわき上がりすぎてわかんねええええええ!


ホント普通に泣ける話だったので、おっちゃんはそっちにもらい泣きで号泣しはじめてんだけど、

やべえ本気でオモロイこの光景ィイイイイ!!

頭がパニック起こしそうでした。
笑いと涙は同時には無理ッス。


いやあ、そんなこんなでてんやわんやのハレの日が終わりました。

私のハレった連休もここで終わり。

いい日々だったなあ、と心から思える数日間でした。
明日からがんばろー。


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