世を忍ぶ仮の日記
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2002年11月13日(水) 超絶技巧練習曲は力を抜いてダラダラ弾こうと言われた

最近の日記はどうもダレていて駄目だなあ、と自己反省しつつ、しかしこの脳みそに乳酸が溜まって解けない疲労感は一体なんなんだろうと考えて溶かそうとしてみるも、考えれば考えるほど思考回路は更に乳酸を抱えて疲れるんだよね。




就寝時間が遅い方が比較的長く眠れる事を発見して以来、夜少し活動をするようにしてみました。
オニオングラタンスープをひたすら作る。
タマネギを1時間炒める。飴色になるまでずっと弱火で甘い香りがしてくるまで炒め続ける。
そんなの、ずっとそれだけに集中してられるのは失恋した人だけだ。
というわけで片手で読書しながらタマネギ炒めてました。
上の電球切れてるのにね。
あたしゃ苦学生か。
なんでレッスンの日にこんなことしてるんだろう、煮詰めるのは音楽だけで十分だタマネギ炒め詰めてどうするんだろう、とかイヤな事は考えずにひたすら読書してました。
『不倫と南米』(吉本ばなな)
題名がダメだった……。
もっと愛らしい名前だったらお洒落教室だったのに……。何故に不倫…。
不倫って恋愛の一形態であるから読んでいて非常に気持ちが良かったんですが、不倫って言葉がいかがわしいですよね。



試しに学校でレッスン前に広げて読んでいたんですが←懲りてない。
やっぱり周りの人はひくんですよ、私の周りから。
なんでだ。
別に私が今実際不倫をしている訳では無いだろう。しかも本読んでるだけだろう。
実際不倫してるから不倫の本読むってそんな安直な考えだけはやめてねマドモワゼール。



レッスンでマゼッパっていうリストの超絶技工練習曲弾いてきました。
マゼッパさんは実在の人物。ウクライナの内戦で一躍有名になった兵隊さん。最後間抜けな死に方したような気がする(ごめんよNちゃん)。そんな人を過激な曲にしてみましたって感じの曲。
力むな言われました。
マゼッパさん一生懸命戦ってるのに、私は力んじゃあかんのか。力んだ風にするのか?
まあいいや。
そもそもこの曲なんで弾いているのか関係者一同分かってないからな。
「ネタ無いんで、マゼッパ弾きます!」みたいな感じで弾いてるから。
しかも腱鞘炎だし(←すんごい嫌な顔されたよ当たり前だが)。そしてまだ痛いし手が指が痺れるようだ。何故かジンマシンは引いているが。
そして今日もレッスン終了後、言葉での戦争を繰り広げる私達。
「ハイデルベルクに旅立ってもあまりあっちで羽目外して飲み過ぎないでくださいね。あんまり飲んじゃダメなんでしょ」
「いやあ、それが最近けっこう飲んでも良くてサー、あははははは、こないだも飲み過ぎちゃって」
「うちの母がびっくりしておりました」
「ああ、あの時も楽しかったなあ。まあ、今回は、ハイデルベルクよりも、帰りの飛行機がビジネスクラスだからシャンパン飲み放題だから今から楽しみで楽しみで、ひょっひょっひょ」
この人は恵比寿の仮面被った何かの妖怪ですデンジャー。しかも巻き髪部分がバッハっぽいんですが、よくよく観察すると、どうもそんじょそこらのカーラー使った方々よりよっぽどたてまきであることが判明しました。怖いよ、天然バッハ。天然ヘンデル。
ところでバッハって、怒り狂ってカツラ投げつけて教壇から去ったっていう逸話があるんですよ、知ってました?(いらん知識)
「時差ボケには呉々も気を付けて下さいよね、帰ってから忙しいんでしょうから。次の日の審査員中ずっと寝ないで下さいね格好悪い」
「だーいじょうぶ。シャンパンたくさん飲んでがーっと眠るから。日本着いて2時間後にはレッスン入っちゃってるから。もうたいへん」
……あらゆる意味でバイタリティの塊やね。私にそのバイタリティ分けなさい。
「飲み過ぎて倒れないで下さいね。飛行機の中だと『お客様の中に、どなたかお医者様は』てアナウンスかけられますからねっ!」
メッ!
「いやあん。それは恥ずかしいなあ。気を付けなきゃ。アハ☆」(ぴょんと飛ぶ)
妖怪のくせにぶりっ子しないで下さい。



終わったら超絶ふらついてきた。
弾いてる間は疲れなかったし、そんなに体力消耗した覚えも無いので、多分精神力消耗。目の前がグラグラするので保健室に遊びに。
そして今度は『本日の治療方針』の本の薬物中毒と腱鞘炎のコーナーをひたすら読む。昔私は鎮痛剤で自殺する時は熱が下がって死ぬんだと思っていたら、肝臓が悪くなって死に至ることが判明。勉強になるわ〜。しかも数日間苦しむし助かるよう努力されるし。父上と同じ病気になった場合、無理矢理絶対助けられるもんな、肝臓系。ヤダヤダ。他の方法にしようっと。薬の本見ていて、「催眠」のコーナーは本当に催眠だと思っていた、どこか初心者な私。
「ええ!? これ飲むと催眠状態になるの!?」とビックラこきながら読んでいた。違う。眠る薬だ。早く気が付けよ、飲んでるんだから(笑)。


保健室で目を虚ろにしていたら、I島先生が胃検診申し込みで現れました。
あ、畜生こいつの方が健康そうだと思うと無性に腹が立つので明日からは元気になろうかとか思うくらい、負けたくない不健康な相手です、高校の担任その1。自信有りげに胃検診出せるようになったのね、数年前の潰瘍はもう良いのかしら?



帰りがけ階段で、前追っかけていた(過去形・もう飽きた)助教授と出会いました。飽きてる割にはしっぽ振ってしまう自分が憎い。すれ違いだったってことが判明したしなー。でもなー。ブチブチ。ちなみに独身なので○モ説の方が微妙に高いです。だからリサーチも兼ねているのに……。気になるのに……。


1階下の階段で、高山右近の子孫ちゃんに会いました。相変わらず可愛かった。ふわふわしてて。うちの学校の大多数は、大抵がイタイイタイ病ならぬイッパイイッパイ病に罹っているのですが、右近ちゃんも漏れなくイッパイイッパイ病。フ〜ラフ〜ラしながら「旅に出たいー!」と叫んでました。勿論行く時は俺も一緒だぜ! と熱く約束を交わしました。ラブイタリア同盟。右近ちゃん。かわういぜ。



朝ご飯にチーズオムレツを作ったのですが、恐ろしく美味でした。
チーズ大量購入。
しかし間違えて卵一個殻を入れるゴミバコに中身を入れてしまいました。
そういうミスってやりません?
やりますよね。


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