世を忍ぶ仮の日記
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慶應大学病院整形外科の、手の外科の先生がうちの学校に講演会にいらっしゃいました。 高校の、ね。 高校のHRの時間にそんな美味しい時間があるんです。 これに潜らずしてどうやってフェロモンハンターを名乗れようか、という感じでありますが、いつの間にそんなものを襲名するつもりになったんだ、私。 自分に素朴な疑問を抱きつつも、いそいそと髪の毛をカーラーで巻いて、偽物お嬢様ファッションで学校に出かける。髪の毛は勿論お嬢様結び。昨日のうちに前髪も切っておきました。 うん。我ながらバッチリ。←本当は「メイクいけてない…」と呟きつつ、「風で前髪がへったくれもない…」と呟きつつ学校へ行った。 保健室で忍びこみ組(保健室の先生も含む)は待機していたのですが、保健室で、アリスのフィギュアを見せてもらったりクッキー恵んでもらったりしてました。 なにより 「どうしたの? 今日はまた妙に色っぽ〜い」という言葉達が私を元気づけてくれます。有り難うもっと褒めて。じゃないとあの先生の前には行けない(乙女☆) 「もう設営は始まってるよ」という誰の発言とも分からない言葉を聞き取り「先生は、もうウキウキと嬉しそうに学校を見回ってらっしゃった」という言葉に「……こ、こんな学校を見られて恥ずかしいよおおお」と全員で嘆く。 言っておきますけど、うちの学校は大学としてお外に出してとても恥ずかしいです。普通音大、音楽高校って言ったら(しかも小澤征○理事なのに)ホールの1つや2つあって、そこで講演会だろう、と思われるでしょう。 高校生、全員が入るかどうか不安な402教室。 スライダーを見ようにも、窓にカーテン無しで明るいじゃねーかコラ! とスッポリかっこわるいことたくさんです。 設営の時点から既に教室の一番前で覗こうとする私。 丁度、もう入って良いよと学部長がおっしゃったので、入って速効「今日の先生の持ち物チェック」と「今日の先生のファッションチェック」に入る。 ……サスペンダー、か。それもまた有りだよね。 だって、現実世界に「サラシ」は要らない。 そしてあまり身長が高くないことなど、くだらないことにも気が付くが、良いんだ、別に。藤木の背が高すぎてもシャチョーが困るだけだし。 「ハイ! じゃあ始まります」 と学部長が先生を紹介しはじめたあたりから、前列から後列から、高校生の「イヤアア! 格好いいいぃぃぃ!」という声が聞こえました。フッ、当然。 先生、つかみはオッケーです。そのままサクサクいきましょう。
パソコンを使って、生徒を交えた楽しい感じの講演会でした。 雰囲気としては、NHK教育でたまにアメリカなどでやっている講演会の雰囲気。 うーん。なんて最先端にお洒落なんだ。 そうじゃなくて。 技術面でも最先端のお話でした。今時手術は古いらしいよー。 腱鞘炎だけじゃなくて、musician hands全般をざっとはしょって、しかも分かりやすく、かつ内容は濃く。 高校生達、手術シーンになる度「いやあああん」と叫んでましたが、私と保健室の先生だけ「おおお?」と身を乗り出してました。明らかに浮いてる! 生徒を使って見本をしたりもするのですが、途中男子生徒に向かって腐女子を昇天させるつもりにしか思えないギャグを飛ばしました。 「腕を、脇開けてバイオリンの左指を開くと痛いよね? 痛い筈、痛い?」 掠れた声をマイク使って(ガタイの良い)相手に 「痛いって言って…」 掠れた声で迫る。 ……すいません背後に座って居た方。 私、思い切りのけぞってしまいました。 精神的には1分丸々吹っ飛びました。 せんせー、色っぽすぎますぅ。私を殺す気ですか? ちなみに脇を閉めると痛みが取れるらしいです。それでもダメなら、寝る時バスタオルを左腕に巻いて眠ろうね。そうすると少し和らぐらしい。それでもダメなら、直、musician handsの先生のところに行こうね。 尺骨神経痛だったっけ? 名称は流石に吹っ飛んだ。二の腕の内側の痛み。 あっという間に授業が終わるというのはこういう事を言う。毎週この講義を受けている慶応の人たちが羨ましい…。でもまあ、頭も良い医学部の生徒、入学金も頭吹っ飛ぶくらい高い世界ですから、諦めます。うちの学校の入学金が安く思える私立医学部の入学金。 良いです私達は、何故か音楽やってるっていうだけで小澤征爾やポリーニやアシュケナージと同じように大切に扱ってもらえる(らしい)ですので。 しかし、VIPクラスの音楽家達のご指名のドクターなので、日付リザーブで ホテルで治療というのをしてるらしいっす。 もうダメ……。 そういう世界って、本当に存在するんだ…。 そして、○モの異様に多いこの業界で、絶対もっともっとたくさんのご指名がかかっているにもかかわらず、噂の少ない相手しか名前に出しませんでした。 が。 せんせー、絶対ぜっっっっったい、外国人○モにもてる。 それは腐女子を代表して私が保証する。 そして○けだ。 あのかすれ声が証明している。 そんな妄想をしているヒマも無く(?)終わってしまったのですが、やっぱり手の事となると、心配な人も多いらしく、終わって直ぐに先生の元に高校生殺到。 ……フェロモン目当ての人はこの私が許しませんっ! というわけで、保健室の先生と手分けして、保健室に移動して、私の誘導(という名の見張り)の元、一人一人診てもらうことになりました。 なんて親切なお方(うっとり)。 他人の診察中もずっとフェロモン吸ってました。 結局私が一番吸ってんじゃねーかフェロモン。 ええ当然。だってフェロモンハンターですもの。 学部長をはじめとして、手の甲にガングリオンがある人は、その場で速効 叩き潰されていました。 わ、私、人と違うところにあって良かった。 ある日病院行って予告無しに叩き潰されたら、より一層藤木萌えが激しくなっていたに違いない。 てゆか、予告無しに叩き潰された女の子、流石にちょっと可哀想(同情)。 びっくりしただろうなあ。 数人診ていただいたところで、終わって一段落の時間が御座いました。 至福……。 語ってくれたりもするのですが、なんか、医者の悔恨漏らす姿に目眩起こしそうになるのって、私だけですか? ソファに座って、頭抱えながら 「数人、処置が間に合わなかった人が居て、残念ながら○○科に回すことにしたんだが……あの子達には本当に申し訳ない事をした……」 はい一名昇天です。天使に連れ去られてます。もういっそ私も先生の記憶に残るくらいなら○○科にいつでも行きます。弾けなくもなりまーす。 なんてジョークを言える訳無いです。 スケジュールが詰まってそうなので、保健室の先生が教員室にドクターを送っている間に私は茶を飲む。 ドクターの飲みかけのな!←ハンパに乙女。
あまりにメロメロになりすぎてましたが、終わって鞄を見てみたら財布が無かったです。 どうやら忘れて学校に来たらしい。 そして帰りがけに気が付いたのだが 私は今日レッスンを受けたんだ! という素朴なことにも気が付きました。 遅っ。 フェロモンに当たりすぎて忘れちゃったらしいです。 帰宅してからも、フェロモン浴びすぎて何も考えられなくなる私……。 強烈でしたよ。 痛いって、言って…て。
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