世を忍ぶ仮の日記
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2002年05月30日(木) 閣下貞操危機一髪

昼までこんこんと眠り、すっきりしたところでアルバイトへ。
小さな鞄に、上着やらポーチやら、『極め道』とカモフラージュの『ムジカ・マキーナ』やらを仕込んで参上。やっぱ、音楽教室の先生が『ムジカ・マキーナ』読んでるって、風情があっていいじゃないですか。良いと思うんですよ、私は。なんか耽美な香りすら感じる。でも、『極め道』はノーカバーで、何故か『ムジカ・マキーナ』にカバーされてるから意味無いんだが。通りすがりに、先生が『極め道』読みながら笑いをこらえきれずにぐふふと音を立ててたらやだよなー。そうなりそうだけどさ。



5歳児(男)に乳揉みしだかれました。
これは誇張表現です。
丁度「あたしもいい加減、女としてダメかしら。女として見られてないわよね。はーダメダメ、ペネロペ・クルスをイメージした香水でも買っちゃおうかしら」なんてことを考えてばかりいた昨日今日、突然襲いかかってきたのがこっちこそ範疇外だぜ5歳児。
5歳児にセクシャル・ハラスメントされたら、怒り通り越して激しく脱力……。
その時私の脳裏によぎった言葉。
ピアニスト、田崎悦子名言集より
「3歳でも、男は男よ!」
でした。
嗚呼もうあたい、S君のところにお嫁に行くしか無いわ(はあ?>自分)。
その後も
「ねーねー先生唇キラキラしてるねー、触らせてー。え〜? いいじゃん触らせてよー」
とか、けっこう無邪気な振りして文字にするとエロい言葉をはきかけてきます。
こないだまで耳元に息を吹きかけていたのも、私でもてあそんでいたのか、S君よ。
恐ろしいな、無邪気を逆手にとった5歳児。
てか本当に5歳児なんですか?
資料を見るのも面倒な今日この頃。



で、結局は、休憩時間に『極め道』の続きを笑いを必死にこらえながら読んでいる。人が通る時だけ『ムジカ・マキーナ』に変えればいいんだもん。
表向き耽美な先生で行きたいから(無理だけど)そんな感じで。ちょっといつも退廃的ムードを漂わせた近寄りがたい雰囲気の、読書ばかりしている先生、あらステキ。




でもさ、今時の若いもんには通用しないんだよね。
あ、「若いもん」なんて単語はタブーだわ。
小学校高学年のクラスの子と話していて、○○ックスという塾にだけは絶対に入れまい、入れたらこまっしゃくれるから、と心に固く固く誓う。
「あー、あたしの性格は、受験終わるまではとりあえず変わらないから、諦めて」
「は? じゃ受験終わったら変わるんだ、性格」
「わかんない。わかんないけど、マジしんどいんだもん、○○ックス〜」
「うそー、○○ックスなんだー。うちの従兄弟も行ってるよー」
「え? 先生マジで? 従兄弟って嘘でしょ? 従兄弟の子供とかじゃないの? だって20歳くらい離れてない!?」
……(神経焼き切れそうになる)。
「はあ? あんた頭悪いんじゃないの? 計算合わないじゃん。あたしの年から20引くと、音楽教室通えない年だよ(バーカ、計算くらいしろよ、お前なんか受験成功できんのかよ)」
一応口先だけは反撃かましておきました。そして一瞬相手にジョブ程度のダメージを与えましたが、既に私の心は血を吹いて袈裟懸けにばっさり。あとはゴザをかけられるだけ、という気分でした。
まっちろけっけ。
立つんだ、ジョー!!!
「え? 先生さー、いっつも不思議に思ってたんだけど、なんでいっつもあそこで本読んでるの?」
「は? 悪い? 時間があるから」
「時間あるんだったらゲーセンで遊ぶとかさ」
「やだ」
「パチンコとか」
「この辺はパチンコ無いんじゃないの?(非常に治安が良い場所)」
人が折角耽美演出音楽教室講師(←本当はアルバイト)『ムジカ・マキーナ』まで持参して効果だそうとしているのに、意味無しで終わるのか。
悔しい〜。キィ〜〜〜〜。
今日は負けたわ、あっさり認めるわ。
特にS君。
無防備だった私が悪いんです(泣き寝入り)。



帰りがけ、またしても小学校高学年にとっつかまりそうになった私を先輩先生が助けてくれて、なんとか抜け出して美容院へ。
頭がプリンになっておってのぅ(ヨボヨボヨボヨボ)。
しかも最近「ノイエ」というシャンプーのシリーズが無くなってしまい、仕方なく数種類シャンプー試してみても、髪の毛がきしみます。妙にボリュームアップしている迷惑な私の頭。ダラダラと伸ばしている髪の毛。髪の毛の長い自分にも疑いを持ち始める、疑心暗鬼甚だしい私。髪の毛長い暗い雰囲気な女って、怨念込めてそうで厭じゃない? まあ、大塚○具には怨念込めてるけど。

そういえば、可愛い女の子から「髪の毛、のばした方がいいよ。延ばして」と迫られたので延ばすことにしたんだった。見失っていた。
でも、よくよく考えて髪の毛がただだらだらと長い女って、どうなのよ、女として!(←最近そればかり)
今時エアリーなくらいの方がとっつきやすいのかしら?
でも頭の形が悪いから、パーマはもうよしておくわ。
結論出ないまま美容院に行くと、案の定美容師サトシ(10月で30歳ね)に「はいはい、気分が変わったらまた来ようね〜」と相手にしてもらえず。
「もっふりとぼふぼふしてきたので、なんとかすとーんって感じにして下さい」という私の注文も甚だしく悪い。
そしてここ1年くらい気が付いていた、サトシ好みな頭にされているという事に。
そしてカラーリング最中、それが判明。
カラーリングのお姉さんが「担当サトシ(仮名)?」ともう1人のカラーリングのお兄さんに言う。
「あ、なんで分かったんすか?」
「だってななきゅー(←カラーリングの指定)っつったらサトシ(仮名)だもん」
あーやっぱり、こないだ写真持っていった時にも「ねえねえ、これは光の当たり具合で明るめなだけで、もう少し暗めなんだよね、というわけで暗めで良いよね。よし」
と何も分からない私をあっさり説得して満足げだったもんね。
今の色はけっこう好きだから良いとするさ。でも赤毛の時は明るすぎた!(写真ではじめて気が付いた人)
お姉さんは面白い人だったので会話が弾むが、カラーのお兄さんとはちっとも弾まず。
夏生まれ夏好きスポーツ好きでクーラー苦手。海行き過ぎて飽きたから、次は山行くぞー。
はーそうですかー行ってらっしゃーい。あたいは夏は部屋の中でクーラーガンガン浴びつつ、サナトリウムの中の少女のように布団でぬくぬくしつつ、読書をし、世を儚み、人生を悲観し嘆き悲しみに呉れ、眠れぬ夜を過ごし難病にかかるのが夏の掟なんだ。邪魔しないどくれ。
というわけで、カラーリングの兄さんには悪いことをした。運の悪い人に当たったと思って(いるだろうが)諦めてくれ。
そしてシャンプーの最中に「ニヤリ」としないように気をつけるのが大変だった。兄さん、今までの不運を嘆いてか、私の秘孔を突きまくるんだもん。しかも行ってる美容室、最新式なのか妙な形のシャンプー台で、タオルを上にかけてくれないから、ほくそ笑んだら一目瞭然なのよね。笑おうとしたところでシャンプーかけられたわ。愛想笑いの振りしてごまかした。多分オッケー。
髪の毛切られてる最中、隣の客のアシスタントのお兄さんが、サッカーについて盛り上がりすぎて、自身が体を動かして足をばたつかせて選手になりきってました。
うーん。
世の中、本当にサッカーブームなんですねぇ。
今の今まで嘘だと思ってました。
野球よりはサッカーが好きです。巨人選手のデカいケツだけは、細腰好きを中学校の頃から主張し続ける私としては、アンチ巨人になりたいと思う。サッカーは、サッカーは……トルシエの顔が案外私の好みなんですが、マニアックですか? そんなことは無いですよね。週刊誌とかにもよく載ってるから中吊り広告で見るし。愛らしい顔立ちじゃん。トルシエ。



帰宅してから、今日音楽教室で敗北したショックが回ってきました。
ああ、こんな時は『極め道』を最後まで読もうっと。


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