ヤグネットの毎日
DiaryINDEX|past|will
朝から風が強い。台風13号の接近の影響だろう。この日は、午後から家族を迎えに岐阜へ出発するので、軽装でおまけに帽子をかぶってでたのだが、何度も飛ばされそうになったので、途中で鞄の中にしまいこんだ。午前中は党の会議。会議終了後、その足で急いで宇治駅で切符を買い、岐阜へ向かった。 電車の中で、この間すっかりはまっている松岡圭祐さんの『千里眼 洗脳試験』(小学館文庫)を読む。630ページもある大作だが、下呂に降り立ったころには半分ぐらいまでページをめくっていた。 メフィスト・コンサルティングという悪行を働く陰謀組織に殺害されたと思われていた友里佐知子が、実は生きていた。そして謎の自己啓発セミナー「デーヴァ瞑想チーム」という組織を使って、4000人もの人間をあやつる「洗脳」を施そうとする。その非人間的な策謀を主人公・岬美由紀が阻止するために奮闘するストーリー。岬美由紀にとって、かつての恩師、上司であり母親のような存在であった友里佐知子とは、いかなる人物なのか、その衝撃的な結末がこの小説の最後で展開されるらしいのだが、いつものように読みすすめるのが勿体無くなり、僕は何度も文庫本を閉じてしまうのだった。端から見ている乗客の人たちは、首をかしげていたかもしれない。 飛騨宮田の駅におりると、むしろ風はひんやりとしていた。駅に妻が迎えにきてくれていた。切符を運賃箱に確かに入れたのだが、運転手兼車掌さんが「切符はどうしましたか?」と少し口をとんがらして、窓から声をかけてきた。「さきほど、まちがいなく入れましたよ」とこっちも少し口をとんがらして応えてしまった。「そんなにむきになっていうもんじゃないわよ。」と妻。たしかにそうだ。ワンマン運転は大変だろう。反省した。 妻の実家にもどると息子が、とびついてきた。二人でお風呂に入った。20日は、そろって京都に戻る。
|