米国発 金融危機関連情報

2009年02月23日(月) 日米 マイナス成長率の比較



報 道
1、米成長率、マイナス5%予測 1―3月期、エコノミスト協
                     2009年2月23日  日経
2、米、マイナス5%成長に=第1四半期−エコノミスト予測
                     2009年2月23日 時事通信
                     
3、米、マイナス3.8%成長 実質GDP、10―12月年率
                 2009年02月02日 米国発金融危機情報
                         
4、 GDPが121兆円(560兆円―439兆円)も縮小する情勢
                  2009年2月17日 日々の映像から

       10−12月      1−3月
日本    12.7%マイナス    10%マイナス(エコノミストの見通し)
米国     3.8%マイナス    5%マイナス(エコノミスト協会の見通し)

 金融危機の発生国が、3.8%〜5%マイナスなのに、日本が歴史上例を見ない2期連続2桁のマイナス(1−3月は予測)なのである。この減少規模を2月17日に書いたが、再度ここに引用したい。
7−9月GDP     560兆円
10−12月GDP   489兆円 (560兆円−71兆円)前期比12.7%マイナス
1−3月GDP    439兆円  (489兆円―50兆円) 前期比10%マイナス

 上記の通り日本のGDP12,7%〜10%、金額で表わせば121兆円(560兆円―439兆円)も縮小する趨勢なのである。それに対して、米国のマイナス成長は3.8%〜5%マイナスでしかない。金融危機で最も打撃を受けるのは日本のようだ。

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1、米成長率、マイナス5%予測 1―3月期、エコノミスト協
                     2009年2月23日  日経
 【ワシントン=米山雄介】全米企業エコノミスト協会(NABE)は23日、最新の米経済見通しを発表した。2009年1―3月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比の年率換算でマイナス5.0%成長に落ち込むと予測。昨年11月予測(マイナス1.3%)を大幅に下方修正した。米景気はマイナス3.8%成長(速報値)を記録した昨年10―12月期から一段と悪化し、回復は今年後半以降とのシナリオを示した。
 調査は米有力企業エコノミスト47人を対象に1月下旬から2月中旬にかけて実施。予想の中央値を公表した。
 米成長率見通しでは、昨年11月予測でプラス0.5%と見込んでいた09年4―6月期もマイナス1.7%成長に落ち込むと予想。年後半の2.四半期は1.0%、2.1%のプラス成長を見込むが、09年通年ではマイナス1.9%成長にとどまると予測した。(15:19)

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2、米、マイナス5%成長に=第1四半期−エコノミスト予測
                     2009年2月23日 時事通信
 【ワシントン23日時事】全米企業エコノミスト協会(NABE)は23日、2009年第1・四半期の米実質GDP(国内総生産)がマイナス5.0%に落ち込むとの予測を発表した。昨年11月時点の予測(マイナス1.3%)から大幅下方修正した。住宅や株価の下落、信用逼迫(ひっぱく)で消費者が支出を手控えているためで、09年通年ではマイナス1.9%を見込む。失業率は下半期に景気回復が始まってからも上昇を続け、第4・四半期には9%に到達する見通しだ。(2009/02/23-14:15)

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3、、米、マイナス3.8%成長 実質GDP、10―12月年率
                         米国発金融危機情報
報道
1、米、マイナス3.8%成長 実質GDP、10―12月年率
                      2009年3月11日 日経
2、米GDP:年率換算、成長率3.8%減 27年ぶり−−10〜12月
                     毎日新聞 2009年1月31日 


 商務省が30日発表した昨年10―12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期の昨年7―9月期(0.5%減)に比べ年率換算(季節調整済み)で3.8%減少した。¥
 2期連続のマイナス成長。個人消費など内需が総崩れとなったうえ世界経済の失速で輸出もマイナスに転じた。内需の悪化が明らかになったのは2008年11月からであった。それで、万明日3.8%マイナスであるので、1−3は更に悪化すると思う。米国の景気後退は戦後最長になることは必至だろう。
 オバマ大統領は30日の演説で「景気後退は深刻になっている」と発言、議会で審議中の景気対策の早期成立を訴えた。米国の輸出が19・7%減。自動車や家電などの耐久消費財が22・4%減などの傾向は、日本の姿と同じである。底の見えない大不況・・なんとも不気味な社会の映像である。

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4、GDPが121兆円(560兆円―439兆円)も縮小する情勢
                   2009年2月17日日々の映像から
•報道
1─3月期GDP、前例ない2四半期連続2けたマイナスか
                 2009年 02月 16日 16:43 JST

リーマン破たんの報道は2008年 09月 16日であった。
http://ameblo.jp/syougai3/entry-10194217782.html
米国の金融機関への信用の崩壊で大変なことになると認識、9月18日から「米国発 金融危機関連情報」と題して、1日休むことなく記述を続けてきた。最近になった金融危機の巨大な負の津波が明らかになってきている。

 昨日は10−12の実質GDPのことを書いた。報道によれば1−3月のGDPは10%減となるようだ。分かりやすく説明すると次のようになるとの予想なのだ。
7−9月 GDP 560兆円
10−12月GDP 489兆円 (560兆円−71兆円)前期比12.7%マイナス
1−3月 GDP 439兆円 (489兆円―50兆円) 前期比10%マイナス

 上記の通りGDPの規模が121兆円(560兆円―439兆円)も縮小するのである。金融危機が発生してから5ヵ月も経ってから、「戦後最大の経済危機」(与謝野馨経済財政担当相)などというコメントを見ると笑止千万である。戦後経験してことにない大恐慌に突入しているのだ。未だに僅かの補正予算が成立していないのだからどうにもならない。
 
 http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20090218
 http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20090217




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石田ふたみ [MAIL]

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