米国発 金融危機関連情報

2009年02月22日(日) NY株、連日の安値 ダウ工業株価7365ドル


1、NY株、連日の安値 銀行国有化懸念が消えず
                2009年2月22日  日経
2、NY株100ドル安 シティ、GMは1ドル台
                2009年2月21日9時30分  朝日
3、NYダウ7365ドル…6年ぶり安値
                2009年2月21日10時39分 読売新聞

 2008年5月2日ダウ工業株平均は13058ドルであった。ここで記述するまでもなく、08年11月に急落その後上昇の機会がなく、20日は100ドル28セント安の7365ドル67セントと年初来安値を連日で更新した。この株安の原因は銀行株なのである。

  5月20日は有力上院議員が「短期的な銀行国有化が避けられないかもしれない」と発言。同じくグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米銀行のいくつかは、一時国有化もやむを得ない」と述べたと伝えられ、市場全体に金融システムへの不安感がくすぶっている。まだ、何が飛び出してくるか分からないのである。

株価をメモ。
米大手銀行シティグループの株価  1ドル95セント、
バンク・オブ・アメリカの株価   3ドル79セント
GMの株価            1.ドル77セント         
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1、NY株、連日の安値 銀行国有化懸念が消えず
                      2009年2月22日  日経
 【ニューヨーク=山下茂行】20日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が続落し、前日比100ドル28セント安の7365ドル67セントと年初来安値を連日で更新し、約6年4カ月ぶりの安値水準で取引を終了した。大手銀行の国有化懸念が消えないためで、今週1週間でダウ平均は合計484ドル安と大幅に下落。オバマ政権は大規模な景気対策や住宅ローン対策を相次いで打ち出しているが、金融安定化策の詳細を詰めきっておらず、市場の不安心理を沈静化できないでいる。
 ダウ平均はこの日、一時7249ドル47セントと216ドル安まで下落幅を拡大した。米政府が金融安定化の一環として一部の銀行の国有化に踏み切るのではないかとの見方が浮上。国有化に伴う銀行株の株主価値低下への懸念が強まった。
 その後、ギブズ米大統領報道官が銀行の国有化を否定したため一時、買い戻しの動きもみられたが、再び売りが出てダウ平均は大幅安で終わった。主要金融株の下げが目立ち、米大手銀行シティグループの株価は1ドル95セント、バンク・オブ・アメリカは3ドル79セントに落ち込んだ。(12:01)
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2、NY株100ドル安 シティ、GMは1ドル台
2009年2月21日9時30分  朝日
 【ニューヨーク=山川一基】20日のニューヨーク株式市場は金融不安の高まりで続落した。大企業で構成するダウ工業株平均は前日比100.28ドル安の7365.67ドルで取引を終了。終値としては、02年10月以来、約6年4カ月ぶりの安値水準となった。
 取引時間中には一時、前日比216.48ドル安の7249.47ドルをつけた。
 金融危機が長引くなか、国有化が取りざたされているシティグループは一時、前日比36%安の1.61ドルに急落した。シティ株が1ドル台をつけたのは91年1月以来約18年ぶりで、終値も1.95ドルにとどまった。バンク・オブ・アメリカは一時36%安になってから反発するなど乱高下した。
 20日は有力上院議員が「短期的な銀行国有化が避けられないかもしれない」と発言したことが報じられた。
 また、傘下のスウェーデン自動車メーカー、サーブが実質倒産したゼネラル・モーターズ(GM)は約12%安の1.77ドルで取引を終えた。GMが1ドル台をつけたのは昨年11月20日以来3カ月ぶり。
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3、NYダウ7365ドル…6年ぶり安値
2009年2月21日10時39分 読売新聞

 【ニューヨーク=山本正実】20日のニューヨーク株式市場は、米金融大手の国有化観測が広がるなど金融不安への懸念から、ダウ平均株価(30種)は一時、前日比216・48ドル安の7249・47ドルまで値下がりした。
 その後、下げ幅を縮小し、前日比100・28ドル安の7365・67ドルと続落して取引を終えた。いずれも、2002年10月以来、約6年4か月ぶりの安値だ。終値は、2月20日までの1週間で6%下落した。
 ハイテク銘柄が中心のナスダック店頭市場の総合指数は、同1・59ポイント低い1441・23で取引を終えた。
 前日、グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米銀行のいくつかは、一時国有化もやむを得ない」と述べたと伝えられ、市場全体に金融システムへの不安感がくすぶっている。大統領報道官がこうした国有化観測を否定すると、下げ幅はやや縮小したが、株価を押し上げるまでには至らなかった。〈関連記事2面〉
(2009年2月21日10時39分 読売新聞)






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石田ふたみ [MAIL]

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